Un tocco di stile alla tua vita.

Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di もり まさこ (Masako Mori)

『鷺娘(さぎむすめ)/日高川入相花王(ひだかがわいりあいさくら)』~シネマ歌舞伎

Jun 25, 2019

今月のシネマ歌舞伎~月一歌舞伎は坂東玉三郎さんの舞踊2題です。
玉さま(私はそう呼べるほどのファンではありません)の代表作とも言える 長唄『鷺娘(さぎむすめ)』と 
人形浄瑠璃を模した『日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)』。
2005年の公演映画というので、長唄『鷺娘』を目当てに行ってきました。
長唄『鷺娘』は演奏者にとっても人気の曲です。

玉三郎さんの『鷺娘』は舞台も観ていますし、TVなどの映像も観ていますので、長唄連中や後見さんに目を向ける余裕。
2005年の公演とあって、皆さんちょっとづつ若くて、先日一周忌を迎えた杵屋祐光さんも演奏していて、
感慨深いものがありました。

『日高川入相花王』は初めて観ました。良かったです。
所謂、「人形ぶり(操り人形のように踊る)」なんですが、このクオリティーが凄いんです。
玉三郎さんの清姫はもちろん凄いのですが、船頭の市川九團次さんはちょっとした仕掛けがあって、
まるで人形浄瑠璃を観ているようでした。

月一歌舞伎上映館では7月4日まで。



This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

Got a question? Click to Chat