「新・音楽とキャリア」(久保田慶一著)から
一部引用して音楽のお仕事についてお話します。
ティーチングアーティスト(TA)
直訳で「教える芸術家」。
私も含めてですがこういった活動をすでに
している音楽家もいらっしゃると思います。
どんな音楽家だろう?と関心を持つ方は
読んでくださいね。
□引用□
◎「TAの仕事は人を体験に誘い音楽を
自ら体験してもらうことを目的」
◎「人々に参加を促し成功をもたらすのです。
楽しく、そして人を変えてしまう」
◎TAが単なる演奏家でも教育家でもなく人の人生までも変えてしまう仕事。
〜引用終わり〜
TAの仕事って何?
実は私もこのTAのお仕事をしているので
何かのお役に立てればと思うのでお話しますね。
ひとことで言うと
「音楽を体験してもらう場を提供」
そしてTAは進行役です。
といっても音楽がわかる人にだけ提供すれば
よいわけじゃありません。
私の場合、町のカルチャーセンター、公民館、
ピアノがある喫茶店などで行いますが
子供から大人まで、そこを通りかかった人、
はたまた窓から興味津々でのぞいてる観光客が
「なにやら楽しいそうだな」と偶然参加してくれることも
あります。
金銭面では講座代をいただくこともあるし
町の行事として参加であれば無料で提供します。
こんな雰囲気♪
演奏を聴いてもらったり
一緒に歌をうたったり
リズムあそびをしたり
映画の曲と共にエピソードを話したり
色々。。
もちろんピアノは弾けない人達相手だし
難しい話はしません。
現役のレッスン生相手ならば
・練習の仕方、音あてクイズ
・かっこいコードってどう弾くのか?
・もしもあの人がこの曲をひくと?シリーズ♫
【エリーゼのためにを米津さんが弾くと?】とか。
・誰もが知ってるあの名曲〇〇〇〇
えりか先生が弾くとこうなっちゃうんだな〜〜。。
(昭和!!いい時代じゃないかっ)
こんなのどうかな〜と練習中に思い浮かんだので
動画に残しました。
動画に残しました。
アイディア練ったり練習したり
大変な作業ですがけっこう楽しく聴いてくれます。
えーアレンジとはですね。と教科書に書いてあるような
用語を並べてもだれもやろうなんて思わないし、
できる気しなーいと思われるのがオチ。
TAってやってみたいけど何を話していいのかわからないし、
特にこれと言って特技がないしな〜。。
ほんとに一つもないですか?
例えば、
ラーラーラーと適当にラの音をならべれば
タイトル「あーらららら」の曲が完成!
小さい生徒さんに作曲の導入として
遊びながら入っていくというのは?
テンポ、拍子、調はあとまわしでOK。
だって最初からこの話↑をしても
大抵右から左につつぬけですよ笑
子供はなにより遊ぶの大好き!子供は遊びの天才ですからね。
こっちは日々アイディア勝負!負けないぞ〜
とにかくみんながその空間でワクワクしたり
楽しい!って思ってくれたり
また明日から頑張ろう!って思ってくれたら
TAとしていい仕事ができたなって毎回思います。
最初は4,5人しか集まらない。。なんてことも
ざらでした。
今ではたくさん参加してくれて、2部に分けて実施せざる得ないほどです。
生徒さんからの発表もあり、ひき歌いや
ソロの歌など、ピアノ以外の活躍の場にもなっています。
もちろん、日々研究が必要だし私の生活は
朝から寝るまですべて音楽。
私にとって「生きる意味」としか言いようがないのです!
キャリアについて考え中の人、
これから活かしたいなと思ってる方、
ぜひ考えを柔軟に今ある力を育ててくださいね!!
次回もつづきのお話します。
海外での音楽キャリアは
どうなってるの?
それなりに問題点はあるようですが
日本とは違う音楽キャリアがあるようです。
ではお楽しみに!