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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Saoringo

ロシアの四季 夏編

Aug 31, 2020



皆さんこんにちは

ピアニストの手嶋沙織です。


さてロシアの四季シリーズ第2弾、今日は夏を御送り致します。


前回、ロシアの四季のお話しましたが、ロシアには夏があります!

7月から8月上旬までですが、とても暑いです!

ここ5年で一般家庭にも冷房が入るようになりましたが、まだ冷房を入れていない家庭も少なくありません。
それほど縁のない代物だったのですが、近年の地球温暖化の影響により年々気温が上がっております。

体感温度は日本より涼しいのです!

湿気がないため、ジメジメした暑さはありませんが、太陽の日ざしが肌に刺さるような暑さを感じるのです。

よって日焼けし放題です!!!


ロシア人は夏に長期休暇を取ります。
その期間に南へとバカンスにいくのです。
まだまだ貧富の差が激しいロシアですが、富裕層の人々はヨーロッパに休暇へいきます。
一般より少し裕福な方はソチなど、南ロシアへと旅立ち、その他の方や、学生などはモスクワの川辺で寝転がり、日焼けをします!

日本人の感覚からすると、『夏はお肌の天敵!紫外線が多い!日焼け!日が差して日焼け止め塗って!』と考えるところですが、ロシア人は『夏は焼くぜ!』という具合に、わざわざ日焼けをするために川辺へ行って寝転がります。

日焼けをすると、海外など温かい場所でバカンスに行ったんだ!と思われるので、わざと焼くのです。
人目を気にしているロシア人、かわいいなと感じます。


そして、夏はやっぱりスイカ!

ロシアは道端で山積みになっているスイカを買います!
日本のようにカットスイカなんて、高級スーパーにしか売っていません。
昔の日本のように1つ1つのスイカを叩き、自分で選ぶのです。
日本に負けないくらい、甘いスイカなんですよ!

海に行けないロシア人は、川で泳ぎます。
私は実家から海まで車でいける距離なので、海で泳ぐことはイメージつきますが、川で泳ぐのは初めての経験でした。
ちょっと匂いがするのですが。。。笑

そんな短くも楽しいロシアの夏でした。

 

 

また、多くのロシア人は、『ダーチャ』という郊外の別荘にいきます。
ソ連時代支給されたようで、ダーチャを所有しているロシア人は結構います。

ダーチャでは野菜や果物を作り、収穫した後野菜は酢漬けに、果物はジャムやコンポートにして瓶詰めし保存食を作ります。
ビタミン類の取りにくい冬場の為に、夏準備をするのです。
ロシア人にとって夏は休暇だけでなく、長い冬を快適に暮らすために準備する期間ともいえます。


それでは次回はロシアの秋を御送り致します

ではでは

 

Пока!

This column was published by the author in their personal capacity.
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