最近読んだK国小説が全部ハズレでつらい
Weekly Topic:
Must-Read in Your 20s
Nov 12, 2020
よく20代で(というか若いうちに?)読んでおくべき本に挙げられる
『金持ち父さん貧乏父さん』『道は開ける』『嫌われる勇気』『自分の小さな「箱」から脱出する方法』など・・・
私も人に薦められるままに一応読みましたが、意識低い人間なので内容を何も覚えていません。
それどころか、ぱっと見意識低い『ニートの歩き方』『年収150万円で僕らは自由に生きていく』『プア充』『ダブルキャリア』『20代で隠居』『ノマドと社畜』などを読んで
「あ、なんか就職ガチらなくても生きていけるっぽい」と気づいて、会社を辞めた後、特に(正社員としての)転職活動もせず、今に至ります。
以上が20代半ばの話で、20歳前後の頃は今はなきソウル駅のブックオフで買った『容疑者Xの献身』を読んで小説の面白さ(特にミステリーとかサスペンス系)に気づき、
東野圭吾、宮部みゆき、佐々木譲あたりを読みまくり、(東野圭吾は『分身』が一番好き)
その後『症例A』(この作者がどんな人か気になってウィキペディア読んだら怖くて鳥肌立った)『慟哭』
綾辻行人あたりも読み、そしてどんどん色んな小説を読むようになりました。
今私的イチオシなのは李琴峰。
大学生の時は大学の図書館で借りて韓国の本も結構読みましたが、
「コレジャナイ」感がハンパなくて結局日本の本を主に読んでいました。
(帰国後の方が韓国の本もよく読むようになりました。でもやっぱり日本の本の方が専門書も小説もレベル高い・・・と思うのは私の韓国語レベルが低いからかもしれない)
そして忘れちゃいけない『ノルウェイの森』。これは韓国語版タイトルの상실의 시대(喪失の時代)の方が제가 봤을 때 더 와 닿는 거 같은데 여러분은 어떠신지...
「なにこれ」という思いと「なんかわからないけどすごく良い」という謎の感情が自分の中でひしめき合いました。(大学のチングが私よりだいぶ後に상실의 시대にハマって、これがいかに良い作品かを漢江公園で熱弁されたのも良い思い出)
実在の人物じゃなくても色んな人の人生垣間見るのって面白いな、と思い、その後ルポとかオーラルヒストリー系の本もたくさん読むように・・・(エンタメルポなら断然高野秀行氏、学術系オーラルヒストリーなら岸政彦先生の本、好き)
そして帰国後、帰国したら絶対にアイヌ語を勉強しようと思っていたのでアイヌ語教室に通い始めたのですが、
その過程で『アイヌの物語世界』『語り合う言葉の力』『アイヌ語をフィールドワークする』を読み、
「これはアイヌ語をガチった方が良い」と思っていたところ、
某韓国語関係のイベント(?)で韓国語学界の大物先生に
「私、韓国語じゃなくてアイヌ語やりたいんです」と罰当たりな(?)発言をしたら
「じゃあ、〇〇先生のところに行くのが良いよ」と言われ、
その大物先生の隣に偶然いた方が
「あ、私〇〇先生と同じ大学の同僚なので話しておきます」と超タイムリーなアシストをしてくださり、
その後その〇〇先生と会うことができ、アイヌ語をガチりたい旨を相談して大学院受験→合格→今に至る(サハリンに溺れている)
結論:本を読もう
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