ヨーロッパの新年はどんなもの?

Shibashiba

あけましておめでとうございます。

良い年となりますように!!
今年もご一緒に楽しく勉強しましょう。
今日はヨーロッパの年末年始のお話をします。

大晦日の晩を寝ずに過ごすのは、ヨーロッパも同じです。

フランスでは、年が越したと同時に友達と電話を掛け合って「おめでとう」を言いあったりします。

日本では年末年始を家族と過ごす人も多いから、家族以外でじゃんじゃん電話を掛け合ったりしないのだと思いますが、欧米で家族と過ごすといえば、クリスマス。クリスマスは家族が中心、そして子どものためのイベントというイメージが強いです。教会に行く人も行かない人も、クリスマスはお祝いします。中には宗教上の理由でしない家族もいますが。

かつては、家族と親戚一同にプレゼントを配っていたようですね。無用なプレゼントをネットで売る人が増えたこともあってか(?)、最近は「プレゼントは子どもだけにしておきましょう。」と申し合わせる賢い人たちが多くなりました。

そして、日本ではクリスマスが終わると速攻でツリーやリースを片づけ、お正月モードに入りますが、ヨーロッパでは年が明けてもクリスマスの飾りはそのまま。

イエス様の誕生を祝うのがクリスマスなら、「東方の三博士」が星に導かれてお祝いに訪れたのが1月6日と言われています。そのころまでクリスマスの飾りは取らないのが普通です。

本来ならこの日にガレットデロワというパイを食べます。しかし、東方の博士たちも最近はジェット機を使うのか(?)、クリスマスが終わったとたんにガレットデロワを売り出し、1月6日が過ぎてからも売っているお店がほとんど。かくして、1シーズンに何度も食べることに・・・

日本のパティシエで売っているガレットデロワは高級な感じですが、ヨーロッパでは近所のパン屋さんやスーパーでも手ごろな値段のものを売っています。他のパイに比べ、家で手作りする人は少ないようですね。

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Shibashibaは英語、フランス語のレッスンのほか、日本語の読解力や文章力のレッスンも行っています。英語、フランス語の多読のお手伝いもしています。「わかりやすく」がモットーです。
专栏文章仅代表作者个人观点,不代表咖啡滔客的立场。

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