日本語初級レベルの中国語話者へ伝えたいことは?

Miu

こんにちは。カフェトーク講師(こうし)のmiuです。
声のコラムをお届けいたします。

初級レベルの方は音声とスクリプト、中級レベル以上の方は音声のみで勉強してみてくださいね。


<スクリプト>
こんにちは。カフェトーク講師(こうし)のmiuです。

今回(こんかい)のテーマは、「日本語初級レベルの中国語を母国語とする学習者の方へ伝えたいこと(にほんご しょきゅう れべる の ちゅうごくご を ぼこくご と する がくしゅうしゃ の かた へ つたえたいこと)」です。

外国語(がいこくご)を話す時(はなすとき)、その人の母国語(ぼこくご)が強く(つよく)影響(えいきょう)を与える(あたえる)ことがよくあります。
これを減らす(へらす)ことがネイティブっぽい会話(かいわ)に近づく(ちかづく)ポイントの一つ(ひとつ)となります。

私(わたし)が中国語圏(ちゅうごくごけん)の日本語学習者(にほんごがくしゅうしゃ)と会話(かいわ)する時(とき)、一番(いちばん)気になる(きになる)のが助詞(じょし)「の」の使いかた(つかいかた)です。

日本語の助詞「の」は、中国語の「的」に置き換えやすい(おきかえやすい)ため間違い(まちがい)が起きやすい(おきやすい)のです。ちなみに「的」は日本語の漢字にもあります。目的(もくてき)の「的」がそうですね。

「の」と「的」に関しては、言語(げんご)の専門家(せんもんか)が論文(ろんぶん)を書く(かく)くらい複雑(ふくざつ)です。そのため日本語上級レベルの学習者でも間違えることが少なくありません。

そこで初級レベルの方には、まず一つだけ注意(ちゅうい)してほしいと思います。
それは、日本語の場合「形容詞(けいようし)+名詞(めいし)」の間(あいだ)には「の」をつけないということです。

例えば(たとえば)、「可愛い(かわいい)」という形容詞と「犬(いぬ)」という名詞を合わせて「可愛い犬」と言いますが、「可愛いの犬」とは言いません。

助詞「の」の正しい(ただしい)使い方を初心者のうちに意識(いしき)しておくと、後々(のちのち)とても役に立ちます(やくにたちます)。

まずは一つ、「形容詞+名詞」の間に「の」をつけないということを注意してみてくださいね。


<まとめ>

★中国語では「形容詞+的+名詞」

例:可愛的狗

★日本語では「形容詞+名詞」

例:可愛い犬 ※可愛いの犬とは言わない

This column was published by the author in their personal capacity.
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