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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di ARI T.

リスニング力向上委員会①:「Dio sta nei dettagli =神は細部に宿る」

Oct 10, 2021

どうも、ペラペラ応援団団員イタリア語講師Ari T.です。
何度かリスニングについては書いてきましたが、
それでも「リスニングが苦手」とおっしゃる方があまりにも多いのでこの度、委員会を発足いたしました!
あ、コラム上での話です(すみません)。

私の「とにかく発音クリニック♥」と「ぜったい音読!」レッスンを取って下さった方はお分かりだと思いますが、この2つのレッスンでの私のチェックはかなり細かいです。
細部を徹底的にチェック&矯正します。
それは神は細部に宿るからなのです!
Dio sata nei dettagli, Dio vive nei dettagli などとも言われる「格言」。
著名な建築家のミース・ファンデル・ローエが好んで使っていた言葉として有名ですね。
以前に、どこでだか忘れましたが(汗)語学を建築に例えたことがあります。
基礎を固めず、細部をおろそかにした建築物は脆いものです。
私はあらゆる学問、仕事、そして多くのこと、ものがそうだと考えています。
そういうわけで、正直「そこまで細部にこだわらずとも楽しく話すことは出来る」というレベルの細部までチェックしますが、
多くの人にとっては「不要」な要素だとも思っているのでレッスンでも皆さんにそうお伝えしています。
ただし!
リスニング力を向上させたいなら、決して疎かにしてはいけない要素なのです。
決して、です。
だからレッスンの時間中はめちゃめちゃ細かく音をチェックしています。



外国語を流暢に話せる自分になるには、
細かいことを「気にしない」大雑把な自分、
細かいことを「気にする」細かい自分、
この両方が、そして適材適所に使い分けることが必要です。
これに関しては気にしない自分!これに関しては気にする自分!と分かれることもあるし、
これに関してはこの部分は気にしない自分だけどこの部分は気にする自分、と分かれることもあるし、
同じことしていてもさっきは気にしない自分!だったけど今は気にする自分!と分かれることもあるし、あります。

発音や音読に関しても同じことがいえます。
友人との会話で重要なのは「コミュニケーションを取ること」ですから、
正しい文法や正しい発音、正しい音の法則よりも「話したい!伝えたい♪」という気持ちを最優先すべきだと思います。
間違えたからといっていちいち言い直していたら、友人との会話が楽しくなくなってしまいますよね。
「友達」というのは、イタリア語のレベルなど関係なく「人柄」で成り立っていますから気にしない自分!でいればOK!
会話レッスンでは少し気にする自分が良いと思います。
レッスンですから、あなたは会話をするために多少にかかわらず対価を支払っているのですから、
「ちょっと待ってね、言い直すから」
「いまの言い方ってどうだった?」
と講師に直してもらったり後戻りしたり、どんどんして良いと思います。
発音、音読レッスンでは徹底的に気にする自分でいるのが費用対効果が最大になるでしょう。
細部にこだわることの大切さを実感することができるからです。
ぜひとも細部にこだわって欲しい、それが、私が細部までチェックする理由です。

なぜか?
それは神は細部に宿るからです。
細かい点をおろそかにするといつか必ず伸び悩むことになります。
リスニング力にお悩みの方のほとんどは発音と音の法則を疎かにしてきたことが原因でしょう。
だって、実は、細部には悪魔も宿っているのですから。
「え?神じゃないの?」と思いましたよね?

またまた長くなりましたので、続きは次回にいたします♪


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This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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