みなさま、こんにちは。
英語と日本語講師のリナです。

私の住んでいる愛知県はここ数日、急激に寒くなってきて、昨日から既に暖房をつけたり消したりしていますが、皆さまがお住まいのエリアは如何でしょうか？

私は小中高校生をメインに英語を教えています。
今は小学校でもしっかり英語の授業が行われているようで、ここ数年で大きく変わっているな～、という感じを受けます。
中学校の教科書もリニューアルされ、以前より難しくなっていますしね。

私が教えている生徒さんに、時々聞くことがあります。

「どうして英語を勉強しているの？」

いろいろな答えが返ってきます。

★いい点を取りたいから。
★海外に行きたいから。
★外国人とお友達になりたいから。
★将来英語が必要だから。

具体的に英語を勉強する理由は、実際必要にならない限り、明確にはならないと思います。
特に、小中高校生の場合、具体的に英語が必要な状況になる、という状況こそ稀でしょうしね。

それは決して悪いことではないと思うのです。

英語を学ぶ上で難しい点は、実は単語でも文法でも無いと私は思っています。

一番難しいと思う点は、自分の意見や想いを伝える、というところではないでしょうか。

これは、実は英語に限らず、日本語でも同じなのです。
日本語で自分の意見や想いを誰かに伝える行動に慣れていなければ、英語になったからいきなりできるようになるものではない、ということですね。

自分の意見や想いを伝える、って、簡単そうに思うけれど、意外と勇気のいるものですよね。

間違ってるんじゃない？
批判されない？
変なこと言ったらどうしよう？

そんな心配でいっぱいになっている生徒さんをよく見かけます。

先日、中学生の生徒さんと教科書を読んでいたところ、
インドの人口が数年後に中国の人口を抜いて、世界1位になると予測されている、
というような内容がありました。
それについて、「Ｋちゃんはどう思う？」と聞いてみたところ、返事をくれるまでに数分かかったのですが、

世界3位の人口の国はどこかな？って思う。

と答えてくれました。

私の質問に正解はありません。
何を言ったところで間違いにはならないのです。
でも結構子供は考えます。
Ｋちゃんも例外ではなく、もともと口数が多い子では無いので、一生懸命考えて、答えてくれた答えだと思いました。

英検でも、現在3級から英作文やスピーキング試験で、自分の意見を問われる問題が出ます。
もちろん英語力を試されるのですが、級が上がるにつれ、英語力ももちろんですが、そもそも自分の意見を言葉にする、質問について考えをまとめる、というところで詰まってしまう、という生徒さんもよく見かけます。

まずは自分の意見を持つ、そしてそれをアウトプットする、という工程に慣れていく必要があります。

英語は単語や文法は教科書に書いてあるのでそれを一方的に学べば済むのですが、問題はその後、せっかく頑張って得た知識を、どう使っていくか、ですよね。
こうしてどんな形・内容でも、自分の意見や想いを、自分の言葉で伝えることが、語学習得の近道であり、パワーになる源だと私は感じています。

どんな目的にせよ、楽しく語学を学んで行きましょう！

因みに、世界人口3位はアメリカでした。
そして日本はナント11位。
アメリカは広いので納得できましたが、日本より広い国もあるにもかかわらず11位だなんて！
Ｋちゃんと一緒に驚いて顔を見合わせました！

英検の英作文テクニックなども、一緒に勉強していきましょう！

英検にトライ