今日はペラペラになりたい中上級者向きのお話です。
「え?」と言われて、私としてはこちらが「え!?」って思っちゃうのですが、聴こえないからってスロー再生はNGです。
以前、通訳講座に10年以上イタリア語の勉強を続けているけど全く音が拾えない人がいて、それでも通訳になりたいという流石に無謀な野望を抱いて頑張っていたのですが、彼女は色々な音源をスロー再生してトライしていたそうです。
スローにしても全く聴こえない、、、
と言っていました。
そりゃそーだ、と心の中で思っていた私です。
スロー再生することで聴こえるかどうかを試すこと自体に意味がありません。
・そもそも、スロー再生すると音声が聞きづらい
・それに、聴こえない理由はスピードの問題ではない
仮に、スロー再生したら聴こえたとしましょう。
仮定です。
仮に、ネイティブのナチュラルなスピードよりゆっくりなら聴こえる、としましょう。
仮定です。
でもそれってつまり「イタリア人が普通に話しても聴こえない」ということになりますよね?
で、めっちゃゆっくり話してくれたら分かる、ということですよね?
その練習をすることに、、、、何か意味があるのでしょうか?
もちろん初級者のうちは
あ! 分かった! いまの、分かった!
という喜びにつながるし、それが学習モチベーションにもなるし、まあ、仕方ないのでたまにやる程度ならば良しとしましょう。
(スロー再生でも聴こえないものは聴こえないと思いますが)
でも、ペラペラになりたいなら、普通のスピードのイタリア語が分からなかったら、、、
意味、なくないですか?
無意味じゃないでしょうか?
シンプルにそう思います。
逆に1.25倍速とか1.5倍速で聴く練習をするのはお勧めです。
非常にお勧めできます。
聞こえる範囲の倍速で音を脳に届けると、
めっちゃ早い音が入ってきた〜!
がんばるぞ〜!
と、その速度に合わせようと脳が努力します。
そんなめっちゃ頑張ってる脳に普通の速度の音を入れると、かなりゆっくりに感じるからです。
試しにやってみてください♪
でもまあ、まずは普通の速度の音源が普通に聴こえるようになる、当たり前の学習と練習をすることをお勧めいたします。
スロー再生NGな理由を書き忘れていた!
上記の脳の機能に基づいています。
スローに慣れたらだめなのです。
効果がない上に、能力向上の妨げになります。
*単語の発音を正確に把握するためのスロー再生はこの限りではありません。
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