みなさま、こんにちは。
英語と日本語講師のリナです。
英語の時制って、難しいですよね。
なんか日本語には無い感覚だなぁ?
継続?経験?完了?なんかいろいろ教科書には出てきたけど、イマイチよくわからない…どうやって見分けるの???
なんて思ったことはありませんか?
私が中高生だった時…当時の私は理解していたのだろうか?とさえ思ってしまいます。
でも今の私の生徒さんたちはとてもよく頑張って、少しでも理解しよう、わからないところを無くそう、と一生懸命取り組んでいらっしゃいます。
そんな頑張っている生徒さんを見ると、どこまでも応援したくなりますね。
さて、現在完了形の中でも、何故かややこしいのが
have been / have gone
これは考えていると、あれ?結局どっちだっけ?と迷走しそうになりますね。
ミカちゃんは今冬休みです。海外旅行が大好きなミカちゃんは、この冬にはハワイに行くと言っていました。
だから、今日出発しましたよ。
She has gone to Hawaii.
今頃は飛行機がハワイについた頃でしょうか。
ルイくんはミカちゃんより一足先に冬休みが終わってしまいました。ルイくんもこの冬はハワイに行ってきたそうです。
He has been to Hawaii.
もうとっくに帰ってきましたけどね。
ミカちゃんとルイくん
現在の状況がどうなっているかわかりますか?
ミカちゃんは、ハワイに出発して、今ここにはいないんです。
ハワイにいるか、まだ向かっている途中かのどちらかで、「ここにはいない」ということが確実な状況です。
一方、ルイくんは、ハワイに行ってきました。そしてもうすでに帰ってきている、ということは、今、「ここにいる」という状態なのです。
She has gone to Hawaii. 彼女はハワイへ行ってしまった。
He has been to Hawaii. 彼はハワイに行ったことがある。/彼はハワイに行ってきたところだ。
という意味の違いが出てきます。
なぜ「gone(goの過去分詞)」を使うと「行ってしまった」になってしまうのでしょうか?
「go」という単語には、「どこかに別の場所に行くために、場所を離れる」という意味があります。
なので、to Hawaii だとすると、ハワイが目的地になり、ハワイに行くために、離れてしまっているのですね。
離れてしまっているから、現在すでに帰ってきた、という意味は含まれないのです。
現在完了形は、どんな用法にしろ、「現在」の状態が含まれますからね。
いくつか日常的に使えるフレーズです。
どこ行ってたの?
Where have you been?
ちょっと買い物に行ってきたところだよ。
I’ve just been to the shop.
お姉ちゃんはちょうどでかけちゃいました。
My sister has just gone out.
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