為您的日常生活增添色彩。

Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 講師的專欄

トマトステーキと腐ったトマト

2022年10月21日

いつも強気の私だが、この世には怖いものもある。
流石に無敵ではない。
今日は平穏な昔話をしよう。

小学生の頃、私は貧乏だと思ったことはなかったが、
実際には裕福ではなかったらしい。
月末は湯豆腐や納豆巻きなどの低価格の料理が続いた。
湯豆腐は鱈の切り身が入っていると嬉しかった。
納豆巻きより干瓢巻きの方がランクが上だった。

修学旅行が近くなると両親は家族にテーブルマナーを覚えさせようとした。
その一つがトマトステーキである。
クックパッドに載っているような洒落たものではなかった。
大きめの皿にトマトが丸ごと1つ。
生のままそして皮付き。それに中濃ソースをかける。
ナイフとフォークが渡され、
私と妹と弟の不満とともに始まるトマトとの格闘。
私はトマトは苦手ではないが、この食べ方はどうも好きになれなかった。
ナイフは右手、フォークは左手。
皮付きのトマトはよく滑ったのを覚えている。

時は過ぎて、大学1年生の頃。
初めての自炊。
今まで料理の手伝いをサボってきたツケが回ってきた。
何をどう料理すれば良いのか全くわからない!
まず、ご飯が上手く炊けない。
分量を変えても変えても固かったり柔らかかったりする。
食べられるが美味しくない。
バランス良い食生活をしようと、カップ麺やインスタント麺は禁止。
スーパーで野菜や肉を中心に買った。
そんなにこまめにスーパーに行けないので大量購入をする。
さて、起きることは何か。
冷蔵庫での在庫未消化である。
切れる消費期限、腐る野菜。増える生ゴミ。
農家の方々、本当に申し訳ない。
トマトをよく腐らせていた。

今ならトマトとモッツァレラチーズとオリーブオイル、
塩コショウでカプレーゼを作れるが、
当時は脳内レシピが空、ネットで検索なんて考えなかった。
将来一人暮らしをするなら料理スキルは少しでも磨いた方が良い。
慣れてないと相当苦労する。

以上がトマトに纏わる悲しい思い出である。
食べ物は消費期限内に美味しく食べよう。

專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

線上客服諮詢