みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
もうそろそろ、年末に近くなってきましたね。
イタリアのクリスマスで食べられるパネットーネ。
今日、郵便局から国際便で日本へお歳暮として送ってきました。
クリスマスまでに間に合いますように。
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普通10日あれば着きそうなものだが、イタリアは何が起こるか分からない国。ヒャッホウ!
郵便局での出来事
さて、今日はイタリア生活の色々を書こう、と郵便局から帰ってすぐにパソコンを開けました。
あまり楽しい話ではないので、先に言っておくよ!
郵便局や銀行はお金を扱うところ。
銀行ではATMでしかお金を下ろせなくなり、窓口ではそれ以外の手続きができるようになっています。
なので、日本と同じように、人とのふれあいが感じられる窓口なんですけどね・・・。
郵便局は違うんです。なぜかというと、年金を受け取りに年金生活者が来るので、現金を扱わないわけにはいかない。
そんなわけで、窓口は・・・。
拘置所の面会室のように強化ガラスで仕切られています(笑)。
今日は私、荷物を送りに行ったので、書類の手続きを済ませたら、なんか透明の小部屋みたいなところに案内され、
向こうがボタンを押したら、私がドアを開けて荷物を小部屋の中に置き、部屋から出てドアを閉める。
私がドアを閉めるのを確認して、相手が中に入って荷物を引き取る。
・・・どんなけ疑ってんねーん。
とまぁ、郵便局員側には、絶対に入れないようになっています。
さらに、いろんな手続きをするためにたくさんの人がやってくるので、それをさばくのに時間がかかるかかる。
今は「密」を避けるために中に入る人数を減らしているので、外でかなり待たされるため、上着を2枚着て完全防備で出かけてきました。
待ってる間に隣の人と世間話したり。
世間話してたら、フラッと後ろの人が追い越して入ってしまったり。
もうイタリアあるあるです。
そんなこんなで荒波を越え、荷物を出し、
帰ってきて、妙な達成感に浸る私なのでした。俺、やった!みたいな(笑)。
もう一つの話題。現金について。これはみなさんにも関係してくるかも
EU連合が、現金払いを1万ユーロまでに設定しましたね。マネーロンダリングを防ぐ目的だとか。
一方イタリアでは、まだ未定ですが、来年の1月から「60ユーロ以上の支払いについては、店側は電子払いを受け付けること」という規則ができそうです。
これ、どういうことかというとですね。
前のスーパーマリオ君(ドラギです)が、「コーヒー一杯でも電子払いを受け付けろ」などと言い、イタリアでもかなりクレジットやデビット払いなどの電子払いが浸透しました。
私はアップルウォッチで支払いをすることが多いんですが、昔は「なに?時計でお金が払えるわけないよ!なに言ってんの?はっはっは!」と言われて、レジに並んでいる人たちから冷たい目線で睨まれたものですが、
今では時計でなんでも支払い、「イタリアも便利になった!よっしゃー」と思える時代に。
しかし、イタリアはまだまだ現金払いも根強く残っています。確かにコーヒーを電子払いで払おうとすると嫌な顔されます。手数料は店側ですし、イタリアのバールは現金収入が基本で、それを目的に起業する人もいますからね。
それで、今回メローニに首相が変わって、「現金払いは30ユーロまで」となり、今は「60ユーロにしとく?」と新聞を賑わせています。
イタリアに旅行の際に「カードがあるからいいや」ではちょっと困るかも
これって、店側が60ユーロまでは「現金で払ってくださいよぉ」と言っていいってことです。
60ユーロというと、約8600円。
それだけは常に財布に入れておかないといけないってことになるじゃないですか!
これはイタリアに旅行に行きたいな、と思ってる人にも言えること。
海外に行くのにそのくらいの現金は用意すると思いますけどね。
でも、「後で現金が必要になるから、ここではカードで払っておきたい」とかありますよね。
そんな時に、「イヤダ。現金でチョーダイ」と言われてしまうことがあるかも!
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などなど、今日は「イタリアも政権変わってゴタゴタしてるよ」的な話で終わります。
全部はもちろん書けないのですが、今回は20年以上イタリアで暮らしている中で、政権が変わった変化を一番感じ取っているかも。
そうだ。ちなみに、現金払いは
pagare in contanti
と言います。
ゆっるゆるのイタリアも、なんとかこの騒がしい世の中に周回遅れながらついていっているわけで。そんなイタリアから生の声をお届けしています。
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