こんにちは。
今日は、勉強内容が定着しているかどうかの確認方法について、書いていきたいと思います。
通常、問題演習といえば、問題を解いて、丸付けをして、間違った問題は説明を読んでもう一度解き直しをする、このような流れのことが多いかと思います。
基本的にはこのような流れでいいとは思うのですが、この問題の時直しの時に、伸びる生徒さんとのいない生徒さんには、決定的な違いがあります。
それは、問題演習の時に、勉強した内容を自分のものにできているかという点です。
それを確かめるために、一番いい方法は
生徒さん自身に解いた問題を説明してもらうことです。
きちんと筋道立てて理解できている生徒さんほど、わかりやすく言葉を選びながら説明することができます。
しかし、理解不足の場合は、まず言葉が出てきません。
たとえ、説明の言葉が出てきたとしても、上滑りしていたり、問題のポイントを全くおさえていなかったりします。
そのため、できれば、解き直した問題を生徒さんの口で説明してもらうことをお勧めします。
一見とても当たり前のことのように思えるのですが、実践されているケースはとても少ないように思います。
実際に、指導間もない家庭教師先の生徒さんに、
「この問題は、どうやって解かれたんですか?」
と説明をお願いすると、高確率で驚かれることが多いです。
お話を聞いてみると、今まで自分で説明をすることがなかった、もしくは先生が言った内容をそのまま覚える形で終わっていた、というような返答をもらいます。
勉強の仕方が言われたことをそのまま鵜呑みにして丸暗記なのかなという印象です。
その姿勢が問題演習にも引き継がれています。
もちろん、丸暗記で対応できる場合もあるかもしれません。
ただ、難しい学校の場合は、鵜呑みの勉強法では対応がほぼ不可能です。
難関校では、基礎知識の定着は大前提で、その基礎知識をどう活用するか、どう組み合わせるか、複雑な思考過程を理解できているかを見られています。
インプットは当然のこと、アウトプットに重点を置いています。
そうなると、勉強をするときに、知識をただただ詰め込む(=先生に教えてもらった知識を、自分の頭でどういうことかな?と考えることなく、ひたすら詰め込んでいく)勉強方式ですと、太刀打ちできません。
また、上記のような勉強法では、難関校入試だけでなく、塾等のカリキュラムについて行くのも難しいかもしれません。
それは特に、近年の塾等のカリキュラムを拝見していても感じます。
では、実際にアウトプットの練習をするにはどうしたらいいのか?というと、ズバリ人に説明してみることです。
一番いいのは、家庭教師や塾の先生など、内容をかなりわかっている人に自分の考えを聞いてもらうことです。
その人たちに自分の解答をぶつけることで自分のその問題に対する実力が、おそらく一発でわかります。
塾に通っていなかったり、身近に自分の解答を聞いてもらう先生がいなければ、親御さんに聞いてもらったり、学校に聞いてもらえそうな先生がいる場合はその先生でもいいかもせれません。
人に説明しようとすると、意外と説明する前に、自分の足りていないところに気づきです。
自分の説明がそもそも論理的に破綻していたり、論理的には大丈夫だけれども、言葉がうまく出てこなかったり、前の文脈と後ろの文脈が繋がっていなかったり、接続詞が壊滅的だったり、、、
探さなくても、粗が出てきます。
今まで、アウトプットの練習をしたことがない場合、最初、自分のその姿に愕然としたりします。
こんなにできないものなのか、、、と。
でも、そこからがスタートです。
今の自分の実力を知った上で、少しずつ人に説明する練習を積み重ねていきましょう。
問題の内容の理解が足りていないのであれば、問題とじっくり向き合うところから、問題の中身は理解できているのであれば、それをどうやって第三者に伝えようか、などなど。
回数を繰り返すうちに、自分のパターンも見えてきますし、少しずつ拙さも改善されていきます。
ポイントはめげずに続けることです。笑
逆にいうと、第三者が聞いてもわかりやすく、スラスラと説明できている問題は、自分のものになっているということです。
目標は、どの問題に対しても第三者が聞いて、わかりやすいという段階ではありますが、いきなりは難しいと思いますので、少しずつレベルアップしていきましょう。
人に説明する練習をするだけで、今までの学習内容に深みが出てくると思います。
是非お試しください!
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