今回は高1生と保護者様向けの真面目な内容のコラム。
高校に進学して一番躓きやすい科目が物理基礎だと思う。
物理基礎と書いたのは高2生から物理を選択するからだ。
よく保護者の方から
「高1の息子が物理で苦戦しているので…」
という前置きでメッセージが来るのだが、
それは物理基礎だ!
中高一貫校や超進学校の場合は、
先取りして物理を高1生で勉強するかもしれない。
しかし、そうでなければ高1生で学習するのは物理基礎。
教科書に『物理基礎』と書いてあるはず。
生徒さんも保護者さんもときに落ち着こうじゃないか。
物理は物理基礎よりも難しい。
物理基礎が楽勝でも物理で苦戦する生徒は山ほどいる。
塾講師時代にチラッと見たときに物理の先生は異次元だった。
当たり前だけど超上級の物理を教えられる人はその道のプロだ。
だからといって物理を選択するなという警告ではなくて、
今の段階で物理基礎を諦めるのは早すぎるということが言いたい!
せめてもう少し粘って!
具体的には力学が終わるまで。
わからなかったら私のレッスンを受けても良い。
良いというか大歓迎である!
少し先の話になるが、
高2生になると文系か理系かを選択する。
私は、物理基礎や数学IAの成績が振るわないからという
消極的理由での文理選択をオススメしない。
本当に止めて欲しい。
理系→文系の文転なら可能性があるしそういう生徒もいるが、
文系→理系の理転は今まで聞いたことがない。
私は高1生のとき化学が得意だったから理系を選んだ。
それ以外は数学も含めて苦手だった。
数学苦手でよく理系に進んだと思うだろう。
大学で数学に苦しんだこともあった。
でも、やっぱり化学が好きだから理系を選んで良かった。
自分は物理基礎アレルギーって思っているかもしれない。
いやいや、何を言ってるんだ?
まだ触ってもない食べてもない状態だ。
せめて口に含んで味わって消化してから判断しよう。
そもそも、テストで良い点取りたいよね?
それなら少し挑戦してみようぜ。
思ってるよりずっと簡単だからさ!