共感や受容を大事にすると、なぜ子育てで【失敗】するのか?

Asayo

こんにちは!
心理カウンセラーでモンテッソーリ教師のAsayoです。

 
共感や受容を大事にすると、
なぜ子育てで【失敗】するのか?
 
 
をご紹介します!
 
 
私は、これまで、
 
・子どもの気持ちを大事にできず
 ひどいことを言ってしまう
 
・子どもの気持ちを
 受容し続けるとしんどくなる
 
・子どもの気持ちに共感できず、
 泣いている子どもに優しくできない
 
などのお悩みを聞いてきました。


このようなことに悩んでいる方は、
「共感や受容を大事にしよう」
と心がけていらっしゃいます。
 
ですが、この心がけが原因で、
子育てに失敗してしまいます・・・
 
 
まず、最初に、
共感、受容の意味を、勘違いしています。
 
\共感/とは、
相手の感情を共に感じること。
 
「相手は今、●●と感じているんだな」
と自分も同じように、悲しみや怖れを感じること。
 
 
\受容/とは、
相手の言動から相手の気持ちを理解し、
 
「こういう気持ちがあって、今こうなんだね。」
と相手の状態を否定せずに受け止めること。
 
 
どちらも、相手を深く理解すること
が欠かせませんが、
 
共感や受容を心がけている人は、
相手のことを理解できていないのに、
表面的に分かったような行動をしています。
 
まずは、ここが【問題】です。
 
 
 
次に【勘違い】ですが、
 
相手を\受容/するとは、
相手の要求をのむことだと考えています。
 
これは、受容ではありません。
 
 
\受容/は、
 
相手の要求の背景にある、気持ちを理解し受け止める
(=相手の気持ち、状態(癇癪とか)を否定しない)
 けど、要求に応えるかどうかは、その都度考えます。
 
 
なぜなら、
 
要求に応えることは、
受容には含まれていない
 
からです。
 
受容が本質的に分かっていない人は、
ここを【勘違い】をして、
 
本当は受け入れたくない
相手の要求をのんでいます。

だから、受容が苦しくなるのです。
 
 
共感や受容を
心がけて苦しくなっている時は、
 
そもそも、
相手の要求に応えたくないのに
応えている、という現状があります。
 
 
 
この、表面的な
\共感/や\受容/を続けていると、
 
子育てでは、
\ある問題/が生まれます。
 
それは、
 
 
 
 
・・・・
 
 
 
 
・・・・
 
 
 
 
子どもがどんどんワガママになる
 
 
ということです。
 
 
ホントは「No」と言いたいのに、
相手の要望に応えなきゃと考え、
相手の要望に「No」が言えなくなると、
 
次第に、相手の要望が
どんどんエスカレートします。
 
 
「これ、買って!」
「今、これがしたい!」
「帰りたくない!!」
「〇〇してくれないママは大嫌い!」
 
と・・・
 
 
親の事情を考えることなく、
自分の要望ばかりを主張する、
 
思いやりのない子どもに育ちます。
 
 
確かに、共感や受容は
母親の役割として大事なものです。
 
ですが、本質的な意味を誤解し、
 


要求に応えること
=共感・受容

 
だと考えている人は
自己犠牲に陥っています。

 



相手が子どもだったとしても、
やりたくないことは、
「嫌だ」って言っていいんですよ。
 
子どもだからって、
母親を雑に扱って言いわけではありませんから。

母親を大事にできる子どもは、
自分も他の人も、大事にできる人に育ちます。
 
だから、
もっと自分を大事に扱っていいんですよ。



子育てのご相談は、
「モンテッソーリ子育てカウンセリング」
をお気軽にご利用くださいね。
This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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