どうも!
イタリア語ペラペラ応援団団長ARI T.です!
リレー同通の恐怖、
ARI T.には半ばないっすw
前回コラム↓
リレー同通の悪夢が!:ラグビーW杯
W杯のグループリーグでは、
各チーム3試合を戦います。
だから、最低でも仕事は3回。
ぜったいに勝ち上がらないで。
決勝リーグには進まないで。
と、心から願っていましたw
良くない。
良くないですね。
でも、そう願っていた。
だって仕事が増えちゃうんだもん!
人生初のリレー同通、
恐怖の瞬間はすぐにやってきました。
いや、我らの問題ではなく、
機材の?
配線の?
問題だったのですが、
イタリア語→日本語
の通訳が、その後
日本語→英語
に通訳しないといけない
英語通訳者に聞こえなかったらしく、、、
鬼の形相で
ブースのガラスをどんどん叩く英語通訳者、、、
ひ〜〜〜〜〜〜!
違うの!
私たちのせいじゃないの!
と直接伝える術はない。
こいつのせいなの、、、、許して!
複雑怪奇な使い方は前回コラムでご紹介。
前回コラム→ リレー同通の悪夢が!:ラグビーW杯
同時通訳者にとっての恐怖は
1)音が聞こえない(機材・設定の問題)
2)話が見えない
3)単語が浮かばない
に集約できるかと思います。
「3」は実力の問題
ですが「1」はどうにもできません。
これがリレーではなく、
普通の同時通訳なら別にどうってことないんです。
「通訳者に音声が届いておりません」と言えば済む。
これを、機材のスイッチングをしながら、
日本語とイタリア語両方でアナウンスすれば、
あとは誰かがなんとしてくれます。
自分のせいではないので、
比較的落ち着いていられます。
が!
これがリレー通訳となるとそうはいかない。
通訳バトンを受け取る側は、
鬼の形相になります。
同時通訳っていうのは、
時間的なリカバリーをすることが不可能だからです。
時間的にリカバリーできないこともさることながら
聞こえなかった部分があると、
語順が違う日本語が関わる通訳の場合、
話が全く見えなくなってしまう。
これすなわち「2」の恐怖。
動詞が頭にくる西洋言語、
動詞が最後にくる日本語、
あたまの一部でも聞こえないと、
西洋言語では主語と動詞が、
日本語では主語がわからない。
もうその文章は絶対に訳せない。
だから鬼の形相でブースをバンバン!!
とやることになる。
もういや、ほんとうにいや。
助けて、、、
今日はむりだったけど、
帰りに交通事故に遭ったらどうかな?
と1回目2回目と本気で考えた。
でもそれもきっと無理。
結局そんなことで、
多大な迷惑をかけることもできない。
そんな勇気(?)もない。
私は、それまでにないほど、
本気で、心の底から、
神様お願い、
本当に今回だけでいいから、
お願いだから、
3回目の仕事をやらずにすませて!
と、強く祈り続けた。
するとどうでしょう。
大型台風がやってきたのです!
お願い、お願い、
大きな被害を及ぼさないけど風雨の強いやつ、
直撃して!
お願い、直撃して!
と強い念を送りまくっていたら、、、
なんということでしょうか〜♪
イタリア代表の最終試合が、
台風のためになくなったのです〜♪
そしてグループリーグ敗退。
うまれて初めて、
私の願いが通じた習慣w
小躍りしちゃいましたww
後に知り合いになった友人は、
同日のイングランド線のために、
イギリス時代の友人を日本に招待し、
楽しみにしていた。
なのに台風で中止になりがっかりしていたとか。
「ARI さんのせいか!w」と叱られたけど、
いいんですw
とにかくハッピ〜でした♪
直前キャンセルなので、
ギャラも丸々いただけ、
とにかく私のラグビーW杯はそこで終了したのでした。
私的には、めでたしめでたし、でした♪
楽しみにしていた方々、ごめんなさい!
被害に遭われた方、、、すみません。
でも本当は私の念のせいではないので、
お許しをば!
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