イスタンブールの隅っこで ~テラスでチャイ、つれづれ便り⑥~

A Suzuki

皆さま、こんにちは。イスタンブール在住のSuzukiです。

今年の春先は、寒さ&連日の雨で楽しみにしていた花見が出来ず、それでも桜と桃の木に実がついていたので「きっと収穫の楽しみはある!」と、今後に望みを託した我が家のテラス。その後はいかに?
今回は、春から夏にかけてのテラスの様子を報告します!
 
まずはサクランボ。
実は最初はたくさんついていたのですが、その後も続く悪天候の影響か、大きくなる前に次々にしぼんでは落ちていきます。そんな中でも何とか残ってくれたサクランボ(↓6月5日撮影)
今年も6月の初めに収穫できました(↑最初の写真、6月8日撮影)。サイズも収穫量も昨年に比べて半分くらいでしたが、4人家族で一人8粒くらいは食べたはずです。
しかし…毎日毎日、朝夕一度ずつたっぷり水やり、時折、肥料を与え…うん、確実に八百屋で買う方が経済的ですね;
やはり鉢植えでは限界があります。そうは分かっていても、春には桜で花見をしたいし、ほんの少しでも子供達に収穫を体験してもらいたいなぁ、と、家庭果樹園はやめられません。
 
次に、白桃。
こちらは実が落ちることなく順調に育っていました(↑5月21日撮影)
「今年は少しは間引いたし、昨年よりも大きくて立派な白桃が食べられるはず」とワクワクしていたところ…何と言う事でしょう、6月後半に夏季休暇で1週間ほど留守している間に、全ての桃が「木になる梅干し」に変貌を遂げていましたorz
近くの友人に鍵を渡して、姐さん(猫)のお世話と植物の水やりをお願いしていたのですが、予想以上の暑さに、二日に一度の水やりでは水が全く足りなかったようです。わざわざ日本から取り寄せておいた『毛細管現象を利用した電気不要の自動水やり器』も、「使い方にコツがあるらしい」というレビューをもとに、休暇に行く前にあれこれ試してみたのですが、全くと言って良いほど役に立たないままに…。
 
しかし!「木になる梅干し」を前に、めげずに「まだ間に合うかも」と必死に水を与え続けて、何とか半分くらいは生還してくれました\(^o^)/(↓7月26日撮影)


そのうちに良い香りがしてきたので、そろそろかな?と試しに娘ちゃんと息子君に採ってみてもらったけれど(↑8月9日撮影)まだ固い…。収穫のタイミングが難しいです。しばらく常温で追熟させて、1週間ほどで「あ、桃だ」という柔らかさと味になりました!

間引きが足りなかったのか、木になる梅干しになった後遺症か、今年も市販の桃の半分のサイズでした。来年こそは、目指せ、市販サイズの桃!!!です。

これまた、与え続けた水代や手間暇を考えると、八百屋で買う桃(手に入るの黄桃ばかりだけど)の方が断然お得です。あらためて…お百姓さんはすごいな~!!

それでも、子供達が自分の手で収穫体験できたので、私的には大満足です。が、トルコにも日本みたいに「桃・ぶどう狩り」とか「ブルーベリー狩り」とか楽しめるイベントあれば良いのにな~。せっかく夏休みが3か月もあるのに楽しめるイベントがなさすぎる~。田舎や別荘にまるまる3か月行く家庭が多いけど、うちは別荘なんて持っていないもの…しくしくしく。
 
いつか、別荘とは言わずとも、田舎で庭付きの一軒家に引っ越して、家庭果樹園もといガーデニングをやりたいな~。それが私の新しい夢です。

あ、肝心の「味」ですが…「なにこれ、うっま~~!!やっぱり新鮮だから?自分の畑、最高~?!」と叫んだ次に手にしたものは「…味うすい?かたい???」=出来が均一になっていませんでした。同じ木からなのに、不思議だなあ…。
…お百姓さん、心から尊敬します。
 
This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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