中高一貫校の数学は思っているより進むスピードがかなり速い!先取り学習で対策を!

Tutor Na

こんにちは。

 

寒くなってきましたね。

 

今日は中高一貫校の数学の進むスピードについて書いていきたいと思います。

 

中高一貫校は進路が早いとよく言われている通り、実際、中高一貫校は進むスピードがとても速いです。

 

特に、難関校になればなるほど、かなりのスピードで進んでいきます。

 

一般的に言われているのは

 

公立高校の高校3年分を高校2年生までに終えるのが中高一貫校、と言われていることが多いかと思います。

 

しかし、中高一貫校の中でもトップクラスの学校はさらに進路が速くなります。

 

いわゆる最難関系の進学校では、中学生のうちに高校の範囲を追えるのではというスピード感で進んでいたりします。

 

中高一貫校でこのスピード感についていくのは、かなり大変です。

 

もちろん、中身的には、数学自体が中学受験までの勉強と異なり、論理性と場合分けが非常に重視される学問であるという点もあります。

 

またこの内容面以外にも、物理的なスケジュールが大変になってきます。

 

中高一貫校になると、小学生の時のテスト形式と違って、10〜12科目くらいのテストを一気に受ける中間考査と期末考査にテスト形式が変わるからです。

 

学校にもよりますが、おおよそ4〜5日間程度の間にテストを10〜12科目受けます。

 

テストの時間割が大体一週間前に公表されるのが一般的です。

 

もちろん、その前から準備は必要になりますが、考査に向けてこの一週間前からテスト終了まで、部活動も停止になったり、職員室への立ち入りが禁止になったりするところも多いようです。

 

テスト前日まで、学校の授業は続いていますので、不運な考査日程になってしまうと、前日習ったところまでが次の日のテストに出るということもおこりえます。

 

中高一貫校、それも東大、京大への進学実績が高いところは、前述のスピード感で数学の勉強が進んでいく上に、小学校と違って、同時並行でかなりの科目をこなしながらの定期テストを受けるという、ある意味、神技の勉強をしていかなければなりません。

 

そのため、試験直前期に、テストに出される問題をその時初めて勉強しているようでは、スケジュール的にかなり厳しくなります。

 

学校によっては、テスト直前に今回のテスト課題を配布することもあるようです。

 

私の担当させていただいている難関校の中高一貫校の生徒さんも、テスト前に凄まじい量の課題をもらって帰ってこられます。

 

ええっ、明後日テストですが、大丈夫かしら、、、と思う量です。

 

では、中高一貫校さんの数学の進むスケジュールと、その時々の考査できちんと結果を出すには、どうしたらいいのでしょう?

 

ズバリ、先取り学習です。

 

中高一貫校の勉強スケジュールは確かにハードではありますが、春休み、夏休み、冬休みがありますし、中間考査後や期末考査後など、自由な時間も多くあります。

 

その時間を利用して、数学の勉強を自分で進めてしまうことをおすすめします。

 

数学の勉強は、他の科目と違って、定着に多くの時間を要します。

 

というのも、そもそも数学は理解することが大切ですが、理解してさらに理解したことを使いこなさすところまで求められます。

 

数学の勉強は、定義が非常に大切なのですが、この定義を使いこなせるようになるには相当時間がかかります。

 

そして、論理性も非常に大切です。

 

中学受験までの勉強と違い、自分で白紙の答案に、解答過程を書いていかねばなりません。

 

上記のことを、定期考査の問題としてできているか見られるのですが、毎回毎回の交差を付け焼き刃で乗り切るのはほぼ不可能です。

 

数学は、以前学習したことを今習っていることにも使っていくという性質の強い学問です。

 

そのため、一回一回の考査の習熟度も非常に重要です。

 

他の科目と違って、今習っていることを固めておかないと、次の回の授業にひびきます。

 

数学は差がつきやすい、また一度遅れると後が大変と言われる由来はここにあります。

 

習熟度を上げるためには、回数が必要です。

 

しかし、数学の問題は、一題一題に時間がかかります。

 

数学1Aならまだしも、数学2Bあたりになってくると、1題10分以上かかる問題もたくさん出てきます。

 

通常の問題でもそれだけかかる上に、問題集の最後についている難問系の問題にあたっては下手をすると1題30分から1時間ということもよくあります。

 

ただ、定期テスト前は10科目程の教科を同時並行でこなしていくので、テスト前に一から勉強していくのでは大抵のケースで数学に必要時間が取れません。

 

そういった事態を防ぎ、数学が積み残っていくことを避けるためにも、自分で時間があるときに数学はどんどん進めていきましょう。

 

先取り学習のいいところは、100%理解していなくても大丈夫なところです。

 

60%くらい理解できていたら十分です。

 

どうしても難しいなと思うところは飛ばしても大丈夫です。

 

後から、実際の授業でもう一度聞くか、先生に質問しましょう。

 

そして、どんどん進めていきましょう。

 

数学は、面白い学問で、一回わからなくても、何回か日を跨ぐと、急にわかったとなったりすることがあります。

 

その時わからなくても、一回寝かせて、もう一度授業で聞くと、あっ、わかった!となることもあります。

 

これが、先取り学習をせずに初めて授業で聞く場合は、その時100%理解していくことを要求されますが、

 

先取り学習で最初60%くらい理解しておけば、授業の復習で残り40%を理解していくだけで済みます。

 

精神的な負担がだいぶ軽減されると思います。

 

もし、余裕があってどんどん進めていくことができるのであれば、どんどん進めてしまいましょう。

 

参考書は学校さんによっては青チャートであったり、フォーカスゴールド等であったりすると思いますが、

 

基本的に学校の使っている参考書を使えばいいかなと思います。

 

もし、標準的な参考書がなかったり、どれかわからない時は、青チャートで十分かなと思います。

 

青チャートが難しければ黄色チャートでも構いません。

 

そして1日例題3つ解いていってみようなど、自分のペースで大丈夫ですので、学習を進めて行ってみてください。

 

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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