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Cafetalk Tutor's Column

Remi Inari 讲师的专栏

なにごともバランス

2023年12月29日

こんにちは!
作曲家で音楽科講師のRemiです。

2023年も残すところあとわずかとなりましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか?

年末年始というのは、今年の振り返りや反省、来年の抱負など、心機一転するのにとても良いチャンスだと思います。特に日本人にとっては家族で集まったり、初詣でをしたりと大事な意味があるものですよね。

以前住んでいたオランダでは年越しは爆竹と花火で身の危険を感じるほどの大騒ぎだったのですが、
アメリカに引っ越して以来、サンクスギビングやクリスマスで燃え尽きるのか、友人同士のパーティーで盛り上がっている人たちもどこかにはいるのでしょうが、他のイベントと比べると年越しは静かなものです。

12月31日の夜から1月1日の0時0分になる瞬間を、じっと見守ったり、カウントダウンしたり、祝ったり、しみじみしたりというのも楽しいと思いますが、静かな年越しを数回経験してみると、何でもない日の日付けが変わるように、ただ新年を迎えるのも悪くないなと思ってきました。

逆に言うと、何でもない1日を終える時にも、年越しカウントダウンの時のような気分で無事今日1日を過ごせたことと、新しい1日が始まることに感謝して、目標を掲げて頑張ろうと思えたらいいのになと思っています。

実際のところ、日々バタバタとしていたり、満身創痍だったりしたら毎日1日ごとの重みを感じて暮らすというのは難しいのですが、「今年こそは〇〇するぞ!」というような、立派な目標や抱負を持っても三日坊主だったり、仮に1月中はアドレナリンが出でいるかのように気分を新たに張り切って生きても、2月になったら長引く寒さにやられてすっかり新年の意気込みを忘れ去ったりしてしまうのは勿体なと思うのです。
ある意味とても人間らしいといえばその通りで、怠惰な人間の愛すべき一面でもあるのかもしれませんが、1年に一回、または誕生日を含めて二回ほど張り切っては忘れてを繰り返しているだけだと、人生を終える時に後悔するのではないか...と、ここ数年心配になってきました。

冒頭でも書いたように、"区切り"の大切さというのはもちろんあるとは思うのですが、"区切り"に囚われすぎても見失ってしまうことがあるような気がしています。

アメリカで暮らすようになってから、元旦も三ヶ日も"お正月感"みたいなのはなくて、クリスマスが終わるとみんなほぼ平常運転、年越しは冬休みのおまけ程度な雰囲気で、年越しの区切り感が薄い環境で少し心が軽くなったというか、モチベーションの波が穏やかになったというか...マラソンでいうところのペース配分みたいなのがコントロールしやすくなったかなぁと思っています。
(ただアメリカでも正月太りならぬホリデー太りを解消しようと意気込んだ人々で毎年1月はスポーツジムが混むというのはあるあるのようです。そしてどれほどの人がきちんと痩せるまで運動を続けているかというと謎ですね...)

日本でも世界中どこでも盆暮正月だろうが、ホリデーシーズンだろうが、いつも通りに若しくはいつも以上に働いてくださっているエッセンシャルワーカーのみなさんや社会を回してくれている方々がいらっしゃることもとてもありがたいですし、悲しいことに同じ地球上にはクリスマスだ正月だと言っていられない状況にある方々も沢山いることを考えると、自分がどれだけ恵まれて、実にくだらない平和ボケした悩みを持っていることを思い知ります。

何が言いたいのか分からないコラムになってしまいそうですが、今年1年を振り返って、とても充実して大満足だったみなさんには大拍手ですが、「あれ...なんか、もうちょっと頑張れたような...」と思う人とか、悔しいことや悲しいことがあった人、ネガティブな反省がいっぱい出てきてしまう人だって中にはいると思うのです。
何事においても適切な振り返りをして改善していくことはもちろん大切だと思いますが、わかりやすく何かを成し遂げるとか、人から称賛されるとか、成果の有る無しや人生の充実度を安易に決めつけてしまわないことが大事だと思います。
なにかの機会に「心機一転頑張ります!」というのも、気分がノッているのであればそのままゴーゴー!ですが、意気込みすぎていて思い通りにいかなかったことで深く落ち込んだりするのもエネルギーのロスにもなってしまいますから、何事もバランスです。

一喜一憂しすぎずに、淡々といま自分にできる努力ができているかどうかを大事にしていけたらいいなと思っています。

写真は一昨日すごい濃霧の中を散歩した時のものです。一日中日が当たることもなく、薄暗かったのですが、なんだか幻想的で、いつもの散歩コースが映画のワンシーンのように見えました。
せっかくの休日に"あいにくの天気"だったとも言えるかもしれませんが、芸術脳が刺激されるとても美しい風景が見れた1日でした。


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