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どっちでもいい?日本語の使い分け【~のです!~んです!】

Sumire

先日、生徒さんから
「~のです」と「~んです」を使い方が難しいとのお声をいただきました。
(ありがとうございます。)
せっかくなので、コラムに書きます。

結論はとりあえず下記の2点です。
・文を書く時は「~のです」、話す時は「~んです」でOK
・フォーマルな状況(面接やスピーチなど)で話す時は「~のです」がBETTER
※正直、話す時は「~のです」でも「~んです」でもどちらでもいい気がしています。

まず、共通の使い方として
①【状況や事情・理由を説明する時に使う&気持ちを込める時に使う
「~のです」や「~んです」は「~です」よりも前の事柄を強めるかんじです。
明日は忙しいです。
→明日は忙しいのです。明日は忙しいんです。
(「の」や「ん」が入っていると「です」だけよりも強まっているかんじがしますね。)
状況や事実を述べる背景に、話し手の感情があります。

もっと話したい、話を聞いてほしい気持ちがある時に使う
<例>自分のエピソードを話したい時
*1「昨日、ディズニーランドに行ったんです。その時~」
*2「昨日、ディズニーランドに行きました。その時~」
比べて声に出してみると、より違いを感じられるかもしれません。
ディズニーランドに行ったエピソードについてもっと伝えたい気持ちがある時、
自然な表現は*1です。

ドラマチックな表現の時に「のです」が使われることもあります。
映画のナレーションやセリフで聞くことが多いかもしれません。
「とうとう始まるのです。」
「やっと完成したのです。」
でも、これだって「とうとう始まります。」「やっと完成しました」で十分同じ意味になります。
表現のバリエーションとして「~のです」「~んです」は存在します。

「~のです」「~んです」を使うのは
自分が好きでよく使いたい動詞・形容詞・形容詞から覚えてみるのがおすすめです。

<文例>
学校の課題のレポート&スピーチ「私は台湾の夜市が好きなのです。」
同僚に台湾の好きなところを話す時「私は台湾の夜市が好きなんです~!」

使い方の違いをまとめると
「~のです」→丁寧でフォーマル・書く時やオフィシャルな場面で使う
「~んです」→日常の話し言葉で使う(発音は「~のです」の「nodesu」のo が無くなり「ndesu」に省略されるイメージ)

※「~のです」の使い方として上記の強調以外に、所有や所在を表わす言い方があります。
「私のです」「あなたのです」「こちらのです」「ここのです」「昨日のです」
※「の」の後に省略されている言葉があるイメージです。
「私の(かばん)です」「あなたの(スマホ)です」「こちらの(責任)です」「ここの(家)です」
「昨日の(メール)です」

この場合、「の」を「ん」に変えてしまうのはNGですのでご注意ください。
×「わたしんです」「あなたんです」「こちらんです」「ここんです」「昨日んです」

質問・ご意見などあればぜひ教えて下さいね☆
(※7/26早速ご意見ありがとうございました。②追記しました。)

日本語はニュアンスが難しいけれど面白い言語です。
一緒に楽しく学びましょう♪




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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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