カウンセリングを生活の一部に、カウンセラーのayakoです。
皆さんいかがお過ごしですか。
今日は「内部的動機、外部的動機」の話です。
最近、この内部的動機ってやっぱり大事だなと思う機会があったので、お話ししてみたいと思います。
内部的動機とは、自分で「やる」と決めた、自分が動機となっている状態です。
外部的動機は、周りや他人から勧められたから、世間がこう言っているから、というように、外の何かがきっかけで行動する状態です。
例えば、私は英語講師をしていて、子どもとレッスンをする機会がありますが、子どもの場合、ほとんどが内部的動機ではなく外部的動機でレッスンを受けています。
もちろん、自分から「英語が好きだから」と言ってレッスンを受ける子もいます。
しかし、最初のきっかけは、やはり「お父さんやお母さんに英語をやっておいたほうがいいと言われたから」という理由が多いです。
親に言われたからレッスンを受ける → 外部的動機
自分で英語が好きだからレッスンを受ける → 内部的動機
これは子どもだけでなく、大人にも当てはまることです。
やはり、内部的動機で物事をやらないと継続は難しいですよね。
私自身も、自分のことを振り返ってみると、周りから「やりなさい」と言われたことは続きませんでした。
ピアノのレッスンがそうでした。
長い間ピアノの学校に通っていましたが、全然練習せず、上達しないままやめてしまいました。
一方で、内部的動機で決めたことは続いています。
私は海外の大学に留学しましたが、それも「日本の大学には行かず、海外の大学に行く」と自分で決めたからです。
親にサポートしてもらいながら進学しましたが、「途中で諦める」という考えはまったくありませんでした。
入学前の語学研修では、一度だけ英語力の不安から弱音を吐いたことがありましたが、それ以降は「つらいから諦めよう」とは思いませんでした。
勉強は難しく、英語でのコミュニケーションもうまくいかず、大変なこともありましたが、「やめよう」と考えたことはなかったですね。
また、私は現在インドネシアのバリ島に住んでいますが、この移住も自分で決めて行ったことなので、途中で「撤退しよう」と思ったことはありません。
バリ島在住14年目に入りました。
もちろん、「日本とバリを行き来する生活もいいな」と思うことはありますが、完全に引き上げることは考えていません。
やはり、内部的動機で決めたことは強いなと実感しています。
ただ、外部的動機がきっかけで何かを始めることも決して悪いことではありません。
むしろ、最初は外部的動機だったものが、途中で内部的動機に変わることもあります。
例えば、ある看護師さんの話です。
その方は、親から「手に職をつけなさい」「安定した仕事に就きなさい」と言われ、看護師になったそうです。
働き始めてしばらくは、「ただ仕事をこなすだけ」の日々が続き、「看護師の仕事が好き」とは思えなかったそうです。
しかし、5年目のある日、患者さんとのやり取りがきっかけで、「看護師になってよかった」と思う瞬間がありました。
おそらく、患者さんに感謝されたり、心が動く出来事があったのでしょう。
そこから「もっと患者さんをサポートしたい」という気持ちが強くなり、外部的動機だったものが内部的動機に変わったそうです。
つまり、「最初は親の勧めで始めた仕事だったけれど、今は自分で選んで続けている」という状態になったのです。
何かを始めるとき、自分の意思で決めたことは続きやすいですが、周りに勧められて始めたことでも、やってみることで内部的動機へと変わることがあります。
もし「継続するのが苦手」と感じている方は、自分の動機を明確にすると、少しずつ続けやすくなるかもしれません。
私たちは日々、さまざまなことに挑戦する機会があります。
それが自分で決めたことであっても、周りに勧められたことであっても、最終的には**「内部的動機を持って取り組むこと」が大切**です。
何かを続けるのが苦手な方は、ぜひ一度「自分の動機は何か?」を考えてみてください。
今日は「内部的動機、外部的動機」の話でした。
ではまたお会いしましょう。
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