カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「頑張れない、そんな日があってもいい理由」のお話です。
最近ちょっと気分が乗らなかったり、何もやる気が出ないなというふうに感じることってありませんか。
私自身もカウンセリングの中でよく耳にするんですが、
「やらなきゃいけないのに体が動かないんです」とか、
「なんかサボってるみたいで、自分が嫌になります」
こんなふうに、自分を責める声を上げる方、とても多いんですね。
でも、頑張れない日って、心と体からのサインが私たちに届いている日なんです。
例えばスマートフォン。
充電をしないと使えないものってありますよね。
人間も「まだ大丈夫」「あとちょっと」と働き続けても、
いつの間にか充電切れになってしまうことってあります。
その前に、心と体がサインを送ってくれている。
このサインをいかにしっかりキャッチするかが大切です。
もし、「体が動かないな」「やらなきゃいけないと思っているのに…」とモヤモヤした気持ちを感じたら、
一度、自分の心と体をチェックしてみてください。
こうして時間をとって、ちょっと確認してあげることで、
「実は疲れてるな」とか
「スケジュール帳を見たら、ここ1ヶ月ぎっしり予定が詰まっていたな」
「いつも締め切りに追われてたな」
「悩みごとがずっと頭から離れなかったな」
ということに気づけるかもしれません。
でも、このサインに気づかずに日々を過ごしてしまうと、
気づいた時には疲れがピークで動けなくなってしまう。
突然涙が出たり、イライラが爆発したり、そんなことが起きたりしますよね。
そうなる前に、「ちょっと立ち止まろう」というサインを見逃さないようにしましょう。
なんとなく「頑張れない」と感じる感覚。
それをキャッチしたら、心と体のサインだと受け取ってみてください。
この感覚を抱えていると、集中力も落ちますし、
「やらなきゃいけない」と分かっていてもできなかったりします。
「今日は何もやりたくない」
「だらだらしてしまう」
そうすると、自己嫌悪が出てきますよね。
でも、こういう日は必要なんです。
心はちゃんと調整しようとしている。
そう思ってみてください。
私たちは小さい頃から
「頑張ることが正しい」
「怠けてはいけない」
「人より先に動くのが偉い」
そんな価値観の中で育ってきたことが多いかと思います。
だからこそ、「何もしない自分」に無意識に罪悪感を抱いてしまうことがあるんです。
でも本当に必要なのは、
「今は休むときなんだ」
「私はちゃんと自分を守れている」
という、自分を肯定する視点です。
なので、「休憩しているからダメ」
「やらなきゃいけないのにできない自分はダメ」
そんなふうに自分を否定しないでください。
時には、自分に優しい問いかけをしてあげる。
そんな時間も必要です。
それができると、少しずつ自分らしく戻ってくることができます。
頑張れない日の自分に、こんな問いかけをしてみてください。
「今、私の心は何を感じてる?」
「この疲れはどこから来てるんだろう?」
「本当は何をやめたい?」
「何をしたいんだろう?」
「何を求めているんだろう?」
正解を出す必要はありません。
ただ、自分の中にある声に耳を傾けてあげることで、
少しずつ、自分との信頼関係が深まっていきます。
そして、自分のサインに気づきやすくなっていくんですね。
頑張る日も、頑張れない日も、
どちらも「私」という大切な存在の一部です。
前に進めない日があっても大丈夫。
立ち止まる日があるからこそ、また進める日が来るんです。
自分を責めるよりも、
「今の自分にできることを、できる範囲で」
そんなふうに自分を扱えるようになると、
心はまた、不思議と動き出す力を取り戻していきます。
今日は「頑張れない、そんな日があってもいい理由」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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