Microsoft office Specialist(MOS)の資格試験で、複数資格を取得すると『称号』が取得できます。
一般レベル(Excel、Word、PowerPoint、Outlook)の4科目のうち3科目を取得すると、「MOS Associate(マイクロソフト オフィス スペシャリスト アソシエイト)」、さらにこのMOS Associate認定に加えて、上級レベル(Excelエキスパート、Wordエキスパート)の2科目を取得すると、「MOS Expert(マイクロソフト オフィス スペシャリスト エキスパート)」の認定証が授与されます。
これにより、マイクロソフトの複数のオフィスアプリケーションにおいて、一般レベルのスキルから上級レベルのスキルまで、総合的なスキルが証明されるわけです。
たまに、エキスパートだけ受験される方がいらっしゃるのですが、上位資格を取れば下位の資格も認められる資格ではなく、MOSの一般とエキスパートは試験範囲対象となっている機能の項目が異なるので、エキスパートだけでは「MOS expert」の称号は取れないし、一般から上級までの総合スキル認定はされないんです。
また同一バージョンでの合格が認定条件なのですが、2019バージョンの試験はもともと2019/365として始まったくらいなので、365の称号は一部、2019との混在でも認定されます。
365のMOSの称号を取るためには、365のassociate(一般)認定を取らないといけないので、1科目は365で取らないといけないです。
取りやすさでいくと、Excelは2019から比べると365ではかなり関数などが増え、項目範囲が広くいますが、Wordと PowerPointは2019/365のテキストでも十分に準備ができるくらい、ほぼ試験対象項目が変わっていません。
Wordに関しては、2019では一般だった「参考文献」「引用文献」「文献目録」が、エキスパートになり、365のWord一般は簡単になったかも。
なので、もし、365バージョンで称号を取りたかったら、associate(一般)はExcelを2019で受けて、 Wordと PowerPointは365で受ける。さらにexpert(エキスパート)も取りたいのであれば、Excelは2019で受けて、Wordを365で受ければ、比較的簡単に「MOS365」でスペシャリスト認定(MOSの称号)を取得することができます。
◆「資格」と「称号」の違いをまとめると…
MOS資格:個々の科目ごとの合格(単位のようなもの)
MOS称号:複数のMOS資格を取得した上で与えられる総合認定(卒業証書のようなもの)
◆実務的な価値としては…
MOS資格だけ→「Excelは得意です」「Wordを公式に学びました」とアピールで
きる。
MOS称号 (マスター) →「Office全般を深く扱える」と証明できるので、事務系・オフィスワーク全般でのアピールに強い。
ただし、採用担者が MOSの称号システムを詳しく知らない場合もあるので、履歴書では「Excel(エキスパート)、Word(エキスパート)、PowerPoint 合格」など具体的に書く方が伝わりやすいです。
《参考》
MOS Associate 累計認定者数 34,682名
MOS Expert 累計認定者数 6,563名
(2024年12月31日時点)
https://mos.odyssey-com.co.jp/about/master.html
回应 (0)