ロンドン生活こぼれ話 その⑩ デザートはプディング?!

Sachiko

 今日はイギリスでのデザートについて書こうと思います。タイトルの通りなのですが、イギリスではなんとデザートの事をプディングと言います。ですので、普通だったら「デザートは何にする?」と言う所を、イギリスでは「What's for pudding?」(プディングは何にする?)と言います。

 ところで、この「デザート」といった意味で使われる「プディング」なのですが、その食べ物自体がプディングと言われているものもあります。なんだかややこしいですね。

 Puddingを辞書で引いてみると、いくつかの意味が出てきます。

① a sweet dish eaten at the end of a meal (食事の後に食べる甘い料理) →デザートの事ですね

② a hot sweet dish, often like a cake, made from flour, fat and eggs with fruit, jam, etc.

 (温かくて甘い、ケーキの様な料理。小麦粉、油、卵とフルーツやジャムなどでよく作られる)

 この二つ目のものが先程話していたプディングと言われるものなのですが、色々な種類があります。以前、クリスマスの話をした時に書いたドライフルーツたっぷりの「クリスマスプディング」、パンとカスタードクリームで作られる「ブレッド&バタープディング」、他にも色々な物があります。

 どれもかなりずっしりとしていてカロリーが高そうなのであまり食べませんが、その中で私が頼まれても絶対に食べたくないものが一つあります。

 それは・・・・・「ライスプディング」

 お米を牛乳と砂糖で煮たものらしいのですが、どう考えても食べたくないのです。よく外国人で日本の小豆や甘い豆等を見て「甘い豆?そんなの食べたくない」と言う人が居るのと同じ感覚でしょうか。甘いお米、しかも牛乳で煮てあるなんて・・・と思ってしまうのです。

 でも、もしかしたら食わず嫌いなだけで、本当は美味しいかもしれないとしましょう。では、食べてみたけれどもう二度と食べたくないお米を使ったデザート(イギリスで言うとプディング?)を一つ挙げます。

 ヨーグルトにご飯が入った物です。

 もう何年も前ですが、スーパーの外で「お試し品です」と配られていたヨーグルト。パッケージには「rice」と書かれています。「え、rice?」と思いながらも食べてみると・・・・・・・・・・・

 一口でギブアップ。

 甘いヨーグルトにご飯が少し入っている様な感じと言えばいいのでしょうか。ヨーグルト&ご飯。日本人の私にはとても耐えられない組み合わせでした。

 イギリスで食べてみた物の中で「無理!食べられない!」となった物は、このライスヨーグルトと、もう一つのお菓子だけです。

 そのお菓子とは、「リコリス」と言った真っ黒のグミのようなものです。欧米ではよく売られているお菓子なのですが、食べてみると漢方薬の様な味のする、なんとも理解し難い味のお菓子です。昔語学学校に通っていた頃、授業中に皆にお菓子を配ってくれる先生が居たのですが、ある日くれたお菓子がこの「リコリス」で、一口かじってみたけれど不味くて食べ切れず、残りの半分のかけらををこっそり捨てた事は、今でも内緒です。

 イギリスに来る予定のある方でチャレンジャーな方は、このライスヨーグルトとリコリス、試してみて下さい。でも決して最後まで食べ切れる保証はしません。笑

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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