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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di Spiritual Counselor Keiko

流した涙の数だけあなたのインナーチャイルドはほほ笑む スピリチュアルライフマガジンインナーチャイルド編5 2018・3・15

Mar 16, 2018

流した涙の数だけあなたのインナーチャイルドはほほ笑む

スピリチュアルライフマガジンインナーチャイルド編5 2018・3・15

 スカイプ画面が涙でいっぱいのTさん

  30代のTさんは、優等生として育てられ、楽しみや喜びをご両親から止められ、「勉強していい大学に入ることだけがいいことだ」というご両親からの呪文のような世界を生きてきました。

そして結果は思わしくなく、Tさんはさらに傷ついた心で、「自分は何なの?どういう存在なの?」というぼんやりとした疑問のなかを生きてきました。

1231日、おおみそかの日も、Tさんはドイツ語のレッスンをずっとしていました。優等生は、にんじんをぶらさげられて走り続ける馬に似ています。「止まる」ことをしりません。「前へ、走り続けることしか、教えらえなかったインナーチャイルドの子どもたちは、自分の足で「止まる」=やめることがどういうことが知らないのです。

 こわれかけた心でSOSTさん。大みそかの日、Tさんはひたすら泣いていました。ときに苦しそうに嗚咽し、涙が止まらなかったです。ドイツ語の先生にはもっとがんばるように言われたといいます。

 「もうがんばらなくてもいい。おおみそかです。みんな楽しんでいます。自分の心に喜びをプレゼントしてください。」と伝えると、Tさんが選んだ喜びはこうでした。

「大好きなうまい棒とチョコレートを買っていいんですね。がんばらなくてもいいんですね。私はドイツ語より、うまい棒を選んでいいんですね。うまい棒がおいしいです。」とメッセージが返ってきました。涙でいっぱいになったのは、私でした。なぜ「うまい棒とチョコレートという自分へのささやかな喜びを我慢してまで、大みそかの日にドイツ語のレッスンに励まなくてはならなかったでしょうか?

 流した涙の数だけあなたのインナーチャイルドはほほ笑む

  「優等生インナーチャイルド」は「感じる」ということを忘れています。「がんばること」そしてご褒美の評価の言葉にしか反応しなくなった心は、自分の感情の「悲しみと怒り」にとても鈍感です。Tさんはレッスンの初めのころは、「頭・頭脳・左脳」でレッスンを理解されようと難しい顔をされていました。理論的に納得できないと、「???」という顔をされていました。でも、いつからか、Tさんは、スカイプ画面のなかで、「涙」を思いだしたのです。レッスンのたびにTさんは泣いてくださるようになりました。涙ほど美しいものはありません。悲しみ・怒り・つらさは氷のかたまりとなって心の奥深くにしまわれています。春は永遠にやってこないように、冷たい感情は心の奥に眠り続け、感情がいきいきと動き出すことを止めています。

 涙を流したときにだけ、私たちは過去のマイナスの感情を「雪解け水」として、心から解放できます。インナーチャイルドはほほえみ、心に温かい風が吹いてくるのです。

詩セラピー&アファメーションセラピー もっともやさしく繊細にインナーチャイルドによりそう

  Tさんは「インナーチャイルドの解放」が始まってから「泣く」という子どもらしい感情を思いだしました。そうです。インナーチャイルドの子どもは、小さなときに「感情」を体験していないために、人の心がわかりにくかったり、人間関係がスムーズにいかなかったりします。Tさんはスカイプ画面のなかで、また激しく泣いていました。私は1篇のマリアからのメッセージ詩をカウンセリングに使いました。スピリチュアルなツールはすべて手放し、「声・呼吸・美しい言葉・祈り」だけというとてもシンプルで繊細なアプローチです。

 Tさんに詩を声に出して読んでいただきました。声は悲しみに満ち、声は曇っていました。ほとんど発音を聞き取ることができません。でもTさんは読んでいました。「詩のなかで好きな言葉や、心に残るところはありますか?」「ありません。何も感じません。」とTさん。約1時間くらいナラティブセラピーという自分を物語るセラピーをさせていただき、もう一度、同じ詩を読んでいただきました。声は変わっていました。落ち着きを取り戻し、声が少し高くなりました。声が温かく感じられました。泣いた分、心が浄化されたのです。オーラも、ガイドメッセージも、前世も横において、「声」という大いなる存在からのプレゼントに集中します。

 「詩のなかで好きな言葉や、心に残るところはありますか?」同じ質問をしました。Tさんは、答えてくれました。涙がTさんのインナーチャイルドをひとつ洗い流したのです。

 

 「我慢していた心が/ふっとうゆるやかになるとき/あなたの大切な人の心にも/風は吹いて/風の通り道が夕空に伸びていく/愛しさをたどればいい/夕空を軽やかに歩くように/その人のすぐそばに あなたはいる」 ―「あなたが夕方になる」聖マリアメッセージ

 Tさんには好きな人がいます。彼とのなかはなかなか進展しないのですが、彼もまたTさんから離れられずどこかで、自分自身を見るようにTさんを見ているのです。まるで2人の魂は同じ光で輝いているように。そして時には、相手の自分の見たくない心を見つけ、心無い言葉で相手を傷つけてしまうようです。「詩」という美しいリズムと言葉は、呼吸を穏やかにし、魂が本当に語りたい言葉を吸い上げてくれます。誰にも心のなかに美しい泉があります。そこには光が輝いています。詩セラピーは、アファメーション(気づきの言葉)を生みだします。Tさんは彼のことをこう言いました。

  「自分に似ているからやっぱり好き。だからほっておけない。そっくりだから好き。」

 ゲスト=クライアントさんの言葉を使って、「世界で1つだけのアファメーションを作ります」これはどのようなスピリチュアルなツールよりも私は価値のあるセラピーだと思っています。なぜなら、ゲストの魂の声だからです。私=ホストはそこに耳を傾けて、代弁し、エコー(くりかえし)をするだけです。こんなシンプルでささやかな方法が、人の心をもっとも温めます。なぜなら、世界は宇宙や、大いなる存在、自然界の精霊からの美しいメッセージに満ちていて、私たちの耳は、毎時、毎分、毎秒聞き取っているからです。気づこうとしないのは「私たちの忙しい心です。」

Tさんへのアファメーションセラピー

 ・S君と私が似ていることを認めます。似ているから共感できます。


・2
人はそっくりだから、ほっとけないです。助けられる自分になりますように。
助けられる自分を、受け入れられますように。

 

 アファメーションを2週間声に出して読んでいただきます。「声の処方箋」です。声という美しいリズムの振動が、心・体に伝わり、さびついたインナーチャイルドを「涙」として洗い流していきます。何度も激しい悲しみが私たちを襲います。泣いてください。流した涙の数だけ、あなたの心は軽やかになっていきます。大人ももっと涙を流すべきです。

 

詩セラピー&アファメーションセラピーが次の感情「怒り」を取り返す

  このカウンセリングのあとで、Tさんには両親への「怒り」が生まれました。そうです。「悲しみの奥には怒りが眠っています。」しばらく激しい怒りが噴出してきます。小さなころ、怒ることさえ「優等生」として止められたその時間を取り返さなくてはなりません。「怒り」は自己防衛になります。サインを相手に送る必要があるときが存在します。「本当に私はひどいことをされました。両親をゆるすことはできないと思います。」とTさん。今、自分の心が「怒りを感じ、許せない」と感じるなら、その気持ちをまず認めることからです。自己肯定、自己承認、自己称賛ができて初めて、他者の「怒りや悲しみ」と向きあえるのです。これは大切な心のプロセスです。自分のなかの怒りを認められなくては、他者の怒りを理解することはできないからです。

 

もう一度祈りとして詩メッセージを読む

  あなたの心にすこしゆとりと落ち着きが生まれたら、深く呼吸をして気持ちをととのえたあと、怒りを感じたその人に「祈り」としてメッセージ詩を読んであげてください。そのとき、詩はあなたから、その人への「祈り」に変わるはずです。

 

・詩セラピー&アファメーションセラピーは、60分、80分のスピリチュアルカウンセリングにてさせていただいています。「アファメーションをお願いします」とメッセージに書き添えてください。あなたの言葉から抜き出し、まとめた「世界で1つだけのアファメーションを」を作成いたします。

・インナーチャイルドヒーリングレッスンもおこなっています。レッスン2回目以降で、受講できます。最初に30分以上のスピリチュアルカウンセリングレッスンを受講ください。


 

 今日Tさんが読まれた「あなたが夕方になる」聖マリアメッセージ全体は次の詩です。ぜひ味わってください。

 あなたが夕方になる Maria Healing Message

 あなたが夕方になるひととき

胸のあたりに風は吹いて

呼吸が変わります

息をゆるめると

手のなかにある 小さな愛の花

今日ひらいて あなたにゆるしを送っていた

 

誰に傷ついていたのか

誰をゆるせなかったのか

夕暮れの風はあなたに問いかける

 

涙を忘れた心に ひとしずく

夕空から落ちてくる涙がある

天使があなたのために泣いてくれた

 

あなたにやさしく生きて

あなたにやさしく息をして

夕暮れには 涙を流す

 

我慢していた心が

ふっとゆるやかになるとき

あなたの大切な人の心にも

風は吹いて

風の通り道が夕空に伸びていく

愛しさをたどればいい

夕空を軽やかに歩くように

その人のすぐそばに あなたはいる

 

息をゆるやかに吐くと

空は薔薇色に染まり

息を静かに吸うと

その人の香りがする

 

すこしだけ

近づく心の距離を

天使がみてほほえむ

 

やさしく やわらかく 暮れていく

 

 夕暮れは、天使たちの時間です。空を薔薇色に染めて、あなたの心の傷みと疲れを、夕空へ流してくれます。緊張していた身体がゆるみ、風はひととき凪いで、すべての地球の存在は、休息という約束を思いだします。あなたを静かに見つめ、他者をやさしく見つめ、生きているいのちが喜ぶ一杯のお茶を飲むひととき。あなたは水から来た存在であることを思いだします。水は、やすらぎ。夕空には休息という約束の風が吹き、天使たちは、空に浮かんで来た悲しみや苦しさを掃き清めていきます。

 あなたの夕暮れが、静かでやすらかでありますように。私はいつもあなたのそばにいます。

 スピリチュアルカウンセラーKeiko

spiritual reading and photo Keiko Tokino©

 

 

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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