私が書いた短い記事をゆっくり読み上げて収録しました。
それぞれの文章は10行から15行ほどで成り立っています。これらのテキストの中には、スウェーデン語リスニングの際、ハードルとなりやすい、「長い節の文章」と「語順の倒置」がかならず数行含まれています。
また「単語」を覚える際に「単数形・不定冠詞」で覚えている単語が「定冠詞形・複数形」になったとき、きちんと文脈にそって聴きとれるかどうかもポイントとなります。
このエピソードでは、アイスランドのラキ火山をとりあげています。ラキ火山はその噴火が世界史と地球にもたらした影響で知られています。
火山の噴火・ガスなどの影響で空気が濁ると地球の周りの温度が下がります。それによって大規模な冷害が起こりますが、冷害は「飢饉」に結びつきます。一度冷害による飢饉がおこると、次の年のために植える作物がなくなります。つまりいったん深刻な冷害がおきると被害は数年におよびます。ラキ火山と浅間山の噴火による冷害は数年に及んでいますので、有名なフランス革命や、日本の「天明の飢饉」のような歴史に残る事柄になりました。
キーワードは次の通りです。
- ett utbrott : a vulcanic eruption 「噴火」
norra halvklotet : Nothern Hemisphere「北半球」
- en nedkylning : cold weather damage 「冷害・気温の低下」
- hagel (hagel/haglet) : hail「ひょう」→ 不可算名詞
- drabba : affect 「悪影響を及ぼす」
参考までに、英語単語でスウェーデン語の語彙に相当するものを付け加えています。