はじめまして。
じゅんじ(じょん)です。
中学数学・高校数学を中心に,
オンライン家庭教師としてレッスンを行っています。
プロフィール欄には,
対応科目や料金,レッスンの流れなどを載せています。
ただ,それだけでは伝えきれないことがあります。
どんな考え方で指導しているのか。
なぜ,体験レッスン後にこちらから継続をお勧めしないのか。
なぜ,納得して選んでいただくことを大切にしているのか。
このコラムでは,自己紹介を兼ねて,
その背景をご紹介します。
■ 「売り込む」より,「納得して選んでもらう」
レッスンで大切にしているのは,
ただ問題の解き方を説明することではありません。
「なぜ点につながらないのか」
「どこで分からなくなっているのか」
「何から学び直せばよいのか」
そこを一緒に整理することを大切にしています。
ワークや塾での学習を続けていても,
思うように点が取れないことがあります。
その原因は,努力不足とは限りません。
学習する順番が合っていない。
前の単元の理解の抜けがある。
途中式の書き方にクセがある。
問題文の読み取り方で止まっている。
そのような小さなズレを見つけることが,
私のレッスンの出発点です。
■ 16年間,オーダーメイドパソコンを販売していました
私は以前,東京・有楽町と秋葉原の大型家電量販店で,
16年間,オーダーメイドパソコンの販売もしていました。
お客様の用途やご予算を伺い,
その方に合った構成をご提案する仕事です。
安さだけを優先すると,実際に使い始めてから,
「動きが遅い」
「容量が足りない」
「もう少し性能を上げておけばよかった」
となることがあります。
一方で,必要以上に高いものを勧めても,
誠実な提案とは言えません。
そこで私は,
予算内で無理なく選べる構成。
少し予算を上げることで,長く使いやすくなる構成。
性能を重視した場合の理想的な構成。
というように,複数の選択肢を
整理してお伝えしていました。
決めるのは,お客様ご自身です。
私は,納得して選ぶための材料をそろえる。
その積み重ねの中で,
全国1位の販売実績をいただく機会もありました。
ボランティア活動のため,栃木や静岡へ移った後も,
新幹線を利用しながら,秋葉原の売場で
接客・販売を続けさせていただいていました。
コロナ禍で県境をまたぐ移動が難しくなるまで,
その仕事を続けました。
私が目指していたのは,一度売ることではありません。
「あの時,きちんと説明してもらってよかった」
「あの提案を選んでよかった」
「また相談したい」
そう思っていただけることでした。
■ 希望の奥にある目的を考える
販売の仕事を通して,
お客様の希望をそのまま形にするだけでは,
本当の満足につながらないこともあると学びました。
「できるだけ安くしたい」という希望があっても,
動画編集をしたい。
仕事で長く使いたい。
家族で共有したい。
数年後も困らず使いたい。
という目的まで考えると,
本当に必要な構成は変わります。
これは,家庭教師の仕事にもよく似ています。
「このワークを進めてほしい」
「先取りをしてほしい」
「とにかく点数を上げてほしい」
そのご希望は,もちろん大切にします。
ただ,実際には,
前の単元に戻った方がよいこともあります。
計算練習より先に,公式の意味を確認した方がよいこともあります。
字の書き方や途中式を整えることで,ミスが減ることもあります。
言われた通りに進めるだけではなく,
本当に必要な学習の順番を考える。
それが,私のレッスンの基本です。
■ 体験レッスン後に,継続をお勧めしない理由
私は,体験レッスン後に,
こちらから継続受講をお勧めすることはありません。
関心がないからではありません。
大切な学習のことだからこそ,
一度ご家庭で考えていただきたいからです。
販売の仕事でも,「今すぐ買ってください」と勧めるより,
必要な情報を整理してお伝えすることを大切にしていました。
その場を離れて考え,
数分後に戻ってこられることもあれば,
数か月後に私の見積もりを持って,
再び来店されることもありました。
レッスンも同じです。
体験レッスンで,
今どこで止まっているのかを整理する。
そのうえで,必要だと感じられた場合に,
ご家庭でゆっくり検討していただく。
その方が,長く信頼していただける関係になると思っています。
■ 私は,最初から何でもできたわけではありません
大阪府立工業高等専門学校の電気工学科で,
数学,物理,電気回路などを学びました。
在学中には,総合成績で1位,2位,4位になったことがあります。
ただ,最初から簡単に理解できたわけではありません。
分からないところを一つずつ確認し,
自分で考え,
努力や工夫を重ねながら理解してきたタイプです。
振り返ると,私は昔から,ただ頑張るだけでなく,
もっとよいやり方はないかと考えていました。
新聞配達をしていた時も,
どうすれば早く,正確に配れるかを考え,
配る順番や動線を少しずつ見直していました。
その結果,新聞店のオーナーから,
「こんなに早く配れる人は初めて」
と言っていただいたことがあります。
勉強でも仕事でも,
努力の量だけでなく,
やり方そのものを見直す。
その姿勢は,今の指導にもつながっています。
私自身,試しながら,自分に合う方法を探してきました。
だからこそ,
「なぜ分からないのかが分からない」
「前に習ったのに,また聞いていいのか不安」
「こんなことも分からないと思われたくない」
という気持ちも,よく分かります。
「分からない」と言うのは,
子どもにとって意外と勇気がいることです。
だから私は,ただ「もっと頑張ろう」と言う前に,
まずどこでつまずいているのかを見つけたいと思っています。
原因が見えると,
勉強の進め方は変えられます。
■ オンラインでも,途中式と思考の流れを見ます
20年以上前から,
画面越しにノートや途中式を見ながら,
指導することに取り組んできました。
当時はSkypeを使っていました。
地中海の島国キプロスに住んでいた時に,
日本の生徒さんに向けて,
オンライン指導を再開しました。
(キプロス・リマソールにて。住まいのベランダから地中海を眺める妻の後ろ姿。2023年9月撮影。)
現在は,数学に加えて,
社会人の方向けにタガログ語レッスンも行っています。
また,日本手話を学び,
通訳としてかかわったこともあります。
土地や言語,文化が変わる中で学んだのは,
相手の背景をよく見て,
伝わる形を探すことでした。
これは,数学のレッスンでも同じです。
相手がどこで止まっているのかを見つけ,
分かりやすい順番で整理する。
それを,どのレッスンでも大切にしています。
■ レッスンで見ていること
私は,答えが合っているかどうかだけを見ません。
ノート,途中式,間違え方,考え方の流れを見ながら,
・問題文のどこに注目するか
・なぜその式になるのか
・どの単元まで戻ればよいのか
・途中式をどう残せばミスが減るのか
・似た問題ならできるのに少し変わると解けない原因は何か
を一緒に確認します。
「この問題が分かりません」と言われた時も,
すぐに解説を始めるとは限りません。
必要な前提知識を確認するために,
別の問題を2~3題解くこともあります。
その結果,最初に質問された問題を,
生徒さんが自力で解いてしまうことがあります。
大切なのは,その問題だけを説明することではありません。
そこにたどり着くまでの理解を整えることです。
問題と解説をあらかじめ送っていただけると,
どの問題を,どの順番で,どの方法を使い,どのペースで
扱うとよいか準備できます。
解説に載っている方法が,
その生徒さんにとって一番分かりやすいとは限りません。
だからこそ,事前の準備も含めて,
一人一人に合った説明を大切にしています。
数学には,覚えるべきこともあります。
でも,それ以上に大切なのは,
「なぜそう考えるのか」
「どこを見て判断するのか」
「どの順番で考えるのか」
を理解することです。
そこが整理されると,
勉強は少しずつつながっていきます。
■ カフェトークアワード家庭教師部門賞をいただきました
ありがたいことに,
カフェトークアワード2026年上半期にて,
家庭教師部門賞をいただきました。
期待も目標にもしていなかっただけに,
この賞をいただけたことに,私自身とても驚きました。
カフェトークでのレッスン数はまだ1000回に届いておらず,
本格的にレッスンを始めてからも2年足らずです。
そのような中でこの賞をいただけたのは,
日頃から継続してご受講くださっている生徒さん,
支えてくださっているご家庭,
温かいお声をお寄せくださった皆さまのおかげです。
心より感謝申し上げます。
これからも,一人一人の状況に合わせて,
「どこでつまずいているのか」
「次に何をすればよいのか」
を丁寧に整理するレッスンを続けてまいります。
■ 最後に
私が目指しているのは,
ただ分かりやすく教えるだけのレッスンではありません。
今の学習状況を整理し,
「どこで止まっているのか」
「次に何をすればよいのか」
を一緒に見つけるレッスンです。
まずは一度,
「何が分からないのか」を一緒に整理する時間として,
体験レッスンをご利用いただければと思います。
体験後に,こちらから継続をお勧めすることはありません。
必要なことを整理したうえで,
ご家庭で納得して判断していただければと思っています。
最後までお読みいただき,ありがとうございました。
エフハリスト! Ευχαριστώ(ギリシャ語)

家庭教師としての歩みの中で生まれた「星伸塾」と,
その名前に込めた思いについては,
星伸塾の由来コラム
「『星伸塾』は,昔の塾名ではありません」で
ご紹介しています。
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