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Cafetalk Tutor's Column

Professeur Nico 講師のコラム

ABONDANCEのチーズ

2018年9月19日 | 1 コメント

昨日の朝、テレビをつけたら、フランスのチーズ(fromage)の話をしていました!

NHKの『世界はほしいモノにあふれてる』という番組です。

見た方いらっしゃいますか?

歌手(chanteuse)のJUJUさんと、俳優(acteur)の三浦春馬さんの番組です。

三浦春馬さんは、私が日本に来て最初のころにドラマで見ましたよ!

ALS(la SLA)の病気(maladie)になる人の話でした、なつかしいです。

 

その三浦春馬さんが、フランスで、

たくさん美味しいチーズを食べていましたよ!

いいなあ!!食べたい!

 

チーズはフランスだけでも、300~1000種類と、とってもたくさんあるとされています。

なぜなら、日本でも手に入るような大手メーカーからの輸入品だけでなく、修道院や、農家の方が作るチーズなど、さまざまな生産者さんがいるからなんです!

 

 

せっかくなので、少しまとめてみました。

 

 

ABONDANCE  -アボンダンス-

 

 

ハードタイプ(Fromages à pâte pressée cuite)のチーズ。

フランスとスイスの国境近くに位置するオート・サヴォワ県(Haute-Savoie/県庁所在地はアヌシー(Annecy))にある、「アボンダンス渓谷』というところの修道院で作られはじめた。

つまり、アボンダンスとは、谷の名前であり、修道院の名前であり、チーズの原料となる生乳を生産する牛の種類の名前でもある。

 

搾りたての生乳をそのまま殺菌させずに固めるので、その豊富な脂肪分から生まれたコクが美味しさの秘訣となり、牛の食べたおいしい草の香りがチーズの風味をつくる。

チーズは型に詰めて絞り、毎日塩水で磨いてやることで、熟成し、少なくとも3ヶ月かけて完成となる。

熟成後のチーズは力強く、ナッツを思わせるコクがある。

そのまま食べても美味しく、また、ラクレットのようにオーブンで溶かしてジャガイモやパンの上にかけて食べるのも◎。

 

とっても美味しいチーズだが、元々は農家で細々と作られていたため、生産量が少ない。。今では工場生産もされているが、それでもなかなか流通していないので、もし日本で見かけたらぜひ手に入れたい。ちなみに、チーズの側面に製造者と製造日を示すマークがあり、工場生産だと四角く、農家生産だと楕円形。日本に輸送したころには熟成が進んでいる場合があるので、においがきつい場合は皮を少し厚めに剥くといい。

 

 

 

あ~チーズが食べたくなりました??


Nico

 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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