下図のAFの長さ、どうやって求めればいいでしょうか?(図はわざとゆがめています)
この問題を解くときに、ゴールであるAFばかり見つめていても、答えは出ません。
もしFCが分かったとしたら?そうすれば、三角形の相似を使ってFCの2倍をすればAFが出ますよね。
ここに気づくことが大切です。
さて、まずは真ん中のEFを求めてみましょう。
相似比を使えばいいので、BC=9の3分の2で、EF=6になります。
三角形EBDは平行線の錯覚より二等辺三角形なので、EB同様、ED=3です。
そうするとDF=6-3=3となります。
三角形FDCは平行線の錯覚より二等辺三角形なので、DF=FC=3です。
FCさえ分かれば、AFが出ます!
あんまり分かりやすい例ではないですが、、
このように、ゴールであるAFよりも、FCのほうがたどり着きやすい、ということに気づけば、
この問題は応用問題から基本問題に早変わりです。
このように、数学で特に見られることですが、問題のゴールだけを見ていても辿り着けそうには見えません。
しかし、ゴール一歩手前の地点を見つけることができれば、そこまでは簡単に行けてしまう、ということがよくあります。ゴールだけを見ずに、その一歩手前の地点を探しましょう!!
ただし、計算間違いに気をつけて(前回のレッスンでは自分もやってしまいました…)!