「目指すのは、先生からの卒業!」
こんにちは。講師のbananafishです。
前回に引き続き、もう少しだけ、私の想いにお付き合いしていただくことにしました。
前回は、このコラムを通じて、
塾選びをする前に、塾というシステムの良い面と悪い面の両方をお伝えしたい!
という想いを書かせていただきました。
今回は、このコラムをはじめたもう一つの想いを書かせていただきます。
それは、塾というシステムに育てもらい、塾というシステムに従事している自分が感じてきたジレンマを整理し、このジレンマを解消するために、どのようなCafetalkレッスンを提供すべきかを模索したいという想いです。
塾講師人生を通じて、私が感じている最大のジレンマは、塾に通い続けることで、先生から卒業するチャンスを逃してしまう生徒が多いということです。講師プロフィールと重複していまいますが、もう一度お伝えさせていただきます。
多くの学習指導塾、特に個別指導塾の実態として、そのビジネスの性格上、大学受験まできめ細かなサポートをすることに主眼をおいており、自力で学習する力を身に付けた生徒に対して、塾から羽ばたかせて冒険を促すよりも、今後も安心、確実な学習環境を提供し続けることを優先しているといえます。
今まで多くの子どもたちを教えてきました。初めて塾に来た日は、何をどう勉強して良いのかわからない子がほとんどです。授業を繰り返す中で、学習方法を身に付け、学習の基本サイクルを自分で管理し、自力で進むこと出来る力を手に入れていきます。もう、一人で出来るようになってるよ!というポイントを通過しても、塾通いを続ける生徒がほとんどです。とっくに、そのステージを超えているのに通い続け、私のキャパを超え、ようやく羽ばたく決心をする生徒が、数人いる程度です。先生がいなくなることの不安もわかります。そう思ってくれるのもうれしいです。でも、もっと広い世界で冒険して欲しい。自ら冒険に出発して欲しい。そんな子どもたちが増えて欲しいのに、自分が冒険できない子どもたちを増やしてしまっている。そんな思いが常につきまとっています。
このジレンマを解消するため、Cafetalkでは、はじめから先生からの卒業を主眼にしたレッスンを提供し、Cafetalkレッスンからも、学習塾からも羽ばたき、自分の力で、さらに充実した人生をつかめる子どもたちを増やしていきたい。このコラムが、その思考錯誤の素をみなさんと共有する場になればと思っています。
「目指すのは、先生からの卒業!」
とはいえ、「先生からの卒業」を目指し、「自分なりの」英語学習を「自力で進める」ことが出来るようになるためには、家庭環境という、子どもにとって、とてつもなく大きな影響力をもつ要因を整えていくことも不可欠です。そのためのヒントとなるようなテーマも取り入れていきたいと思っています。
塾選びをする前に、ご家庭のあり方も含めて色々と考えていただきたいと思い、塾選びをする前に知っておきたいコト。をシリーズでお伝えしていきます。
ご家庭の団欒のエッセンスに加えていただけたら幸いです!
では、次回をお楽しみに!
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