アクセント(=強弱)とイントネーション(=抑揚)は別物です

ARI T.

今日の話は限りなくネイティブに近づきたい!と願う方向けの話です。
ここまで気にしなくても問題なく通じるので心配無用です。
でも、ほんのちょっとの気づきで、また一歩ネイティブの発音に近づくことができるお得情報(!?)でもあります♪

私が今日使うアクセントという言葉は強弱のことです。
イントネーションとは抑揚のことです。

日本語では「アクセント」を「訛り、方言」という意味で、
「イントネーション」も「訛り」という意味で使います。
イタリア語でも「アクセント」という言葉には同様に「訛り」という意味があり、
ああ、あのひとはローマのアクセントがあるね
Ah, questa persona ha accento romano.
と言ったりします。

Tuttavia(=しかしながら!)、ここで私がアクセントと言ったら、
それはイタリア語の単語の中で強く発音しなければならない位置のことですのことです。
そしてイントネーションといったら抑揚のことです。
Detto queso(=これを前提として)、話を続けますね。

正式には日本語にはアクセントがありません。
だから日本人はここで言うアクセントの概念を持ち合わせていない。
そして当然、アクセントを置くべき位置にアクセントを置くことができない。
自分がアクセントを置くことができないので、スピーカーのアクセントを「アクセント」としてキャッチすることができないようです。
アクセント、すなわち「強」と理解できないようです。
するとどうなるか、というと、まずは「ー(伸ばし棒)」に聞こえるようです。
そして次に(順不同)「高く」聞こえるようです。
多分。
だから日本人の話すイタリア語は妙な伸ばしが入ったり、異様な抑揚がある(=変なイントネーションをつける=ネイティブっぽくない)のだな、と私なりに解釈しています。
*イタリア語ネイティブも、強調したい単語のアクセントが置かれる母音を伸ばして発音したり抑揚をつけて発音しますから、絶対に伸ばしてはいけない!わけではありません。
 要は「違和感があるかないか」の問題です。


ではどうしたらよいのでしょうか?
残念なお知らせですが、アクセントを体得すること以外に方法はありません。
そして、いままでアクセントの代替として使っていた「ー(伸ばし棒)」や「異様な抑揚」を排除することです。
そう言われても、伸ばしている自覚がなかったり、異様な抑揚で話している自覚がないことがほとんどだと思います。
仕方ない、それは仕方ない、だって聴こえないんだから仕方ない!
そう思いますか?

でもね、自覚して意識すればどうってことないんですよ、アクセントなんて。
簡単に置けるようになります。
それほど難しいことじゃない。
そんなに努力もいらないはず(と思う)です。

逆を返せば、意識しなければ、自覚がなければ、もうどうにもなりません
あ〜、もったいない、もったいない。
でもね、これは個々人の選択なので「そこまでは別に求めていない」というのはアリアリです。
通訳者でも出来ていない人、大勢います。
それでも全く困らないし、ちょっとだけキモいイタリア語を話していても、気づいていないなら、もう、、、ねえ、それは、、、ねえ、ねえ?

アクセントを体得するためのお話は、少なからずレッスン料を頂戴してお話している方への公平性を保つためにもここでは書けませんが、ご興味がありましたら一度カウンセリングレッスンを受けていただけたら、もうそこではお話できます!
500pointで20分のレッスンですので、隙間時間にお気軽に受けていただけたら嬉しいです。


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