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Cafetalk Tutor's Column

Salon de YOKO 讲师的专栏

チーズのトリビア #3 ~「チーズ」の語源~

2021年8月15日

こんにちは!Salon de YOKOです。

さて、今週は、8/16に実施させていただくチーズのライブセミナーに向け、知っていたら楽しい「チーズのトリビア」についてのコラムを書かせていただいています。

3回目のテーマは、「『チーズ』の語源」

チーズは英語でCheese(チーズ)、フランス語でFromage(フロマージュ)というのですが、この2つの言葉、なんだか全然響きが違いますよね。

実はヨーロッパのチーズの語源には大きく2つの系統があり、どちらもチーズ造りに大きくかかわっています。

まず、チーズとは固めたミルクから水分を抜いたものです。古代のチーズ造りでは、乳酸発酵によって固まったミルク(凝乳)を、草で編んだザル(ラテン語でforma(フォルマ))に入れて濾していたようです。このformaがイタリア語のformaggio(フォルマッジォ)になり、フランス語のfromageに転化しました。南フランスではフォルマが訛化したと思われるFourme(フルム)も使われています。つまり、こちらの系統はチーズの製造道具が語源となっています。

一方、もう一つの系統はチーズ自身を表す言葉が語源です。凝乳を脱水するとチーズの素となる白い固まりができますが、これをラテン語で「caseus(カセウス)」といいます。これがドイツ語の「käse(ケーゼ)」、オランダの「kaas(カース)」となり、英語の「cheese(チーズ)」に転化していきました。また、イタリア語にもカセウスを語源とすると思われる「cacio(カチョ)」や「caciotta(カショッタ)」があり、スペイン語の「Queso(ケソ)」やポルトガル語の「Queijo(ケイジョ)」もこの流れを汲むものと思われます。現在、チーズ造りにおいて凝乳を「curd(カード)」といいますし、チーズに含まれるたんぱく質を「casein(カゼイン)」と言うのもこの系統から派生したものでしょう。

普段何気なく使っている言葉にこんな悠久の時の流れが刻まれているというのは、とてもロマンティックですよね!

このコラムを読んで「チーズ、面白そうだな!」と思ってくださった方、もしご都合がよろしければ8/16(明日です!)
のライブセミナー「チーズの世界へようこそ!」にご参加くださいね!まだご予約いただけますよ♪

◆チーズの世界へようこそ! vol.2 ~フレッシュチーズ、おいしく食べて夏バテ予防!~

チーズの世界へようこそ! vol.2 (cafetalk.com)

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