た と だ の発音を間違える日本語学習者は多いです。
た は た行 たちつてと の たてと 破裂音
だ は だ行 だち”つ”でど の だでど 破裂音
この中で発音の間違いが多い た と だ で発音上の違いを説明します。
大学(だいがく)を退学(たいがく)しました は、説明時によく使われる文です
た と だ
両方とも破裂音です 生徒のみなさんは破裂音は覚えなくてもいいです。
た、だ
最初、舌が上顎の歯、歯茎に付いていて声を出す時、舌が上顎から離れます。
違いは3つあります。
舌が上顎に付く 位置 面積 有声音か無声音か(のどの響き具合の強さ)
位置 口に近いか 喉に近いか ほんのわずかの差 非常に微妙
た 歯及び歯茎に付く舌の位置が だ より口寄り
だ 歯及び歯茎に付く舌の位置が た より喉寄り
舌が上顎に付くときの舌の面積 ほんのわずかの差 非常に微妙
た 面積小さい
だ 面積ほんの少し大きい た より だ のほうが面積は大きい
有声音か無声音か
た 無声音➡喉に手を当てると震えが少ない ほとんど震えを感じない程度
だ 有声音➡喉に手を当てると震えが多い ある程度震えを感じる
た だ た だ た だ た だ ➡先生の発音を真似るだけではだめです。
違いを意識して自分で発音し、それを先生に確認してもらいましょう。
尚、
な と ら も 舌が上顎に付く位置と面積が関係しています
ただなら 口側 た だ な ら 喉側 全部、歯及び歯茎に付きますが
位置の違いはほんの少しです。
面積の違いは、 だな(面積大) たら(面積小)
面積の違いもほんの少しです。
練習の仕方
たたたたたっと ダッシュした
だだだだだっと ダッシュした まずは、た と だ から練習です。
なななななっと ダッシュした
らららららっと ダッシュした
何回も発音練習するといいでしょう。
最初はわかりにくいですが少しずつわかります。