最近生徒さんのお話を伺っていると、無料アプリや動画サイトを活用して独学なさっている方が多いことに驚かされます。その昔(?)、外国語をマスターするにはとてつもなくお金が掛かるというのが常識でした。辞書や教材は種類が限られている上に高価でしたし(特にかつての韓国語のようなマイナー言語は)、ネイティブの先生のレッスン料は高かったですし、外国語に浴びるようにたくさん触れるためには海外留学をするしかなかったりして……。それが今や、時間も場所も選ばず、無料や少ない出費で学ぶことができるとは!!そんな生徒さん達がとってもうらやましい今日この頃です。
さて、韓国語学習者を悩ませる代表格の一つと言えるのが外来語表記。例えば、「computer」の日本語表記にも、「コンピューター」と「コンピュータ」のようにゆれが見られます(ちなみに、どちらも正しい表記とされています)。ただでさえハードルの高い外来語表記ですが、韓国語の場合はそのゆれが激しくぐ~らぐら^^;前述の「アプリ」に至っては、「어플[オプル]・애플[エプル]・앱[エプ]」と3通りの表記を目にしたことのある方も少なくないことでしょう。初期の頃には一旦「어플」ではなく「애플」を正しい表記としようということになりましたが、現在は「앱」が正しい表記として落ち着いています。さすがにこれ以上はぐらぐらしないと思われますので、「앱」が最終形と言って良さそうです。また、「アプリケーション」の場合も「어플리케이션[オプルリケイション]」と「애플리케이션[エプルリケイション]」という表記が混在していますが、こちらは「애플리케이션」が正しい表記です。
このように、韓国における外来語表記はカオス状態で正しい表記も時間の経過によって変更される場合が多々あるので、情報を常にアップデートするのは至難の業です^^;ただし、日常生活では、様々な表記が乱立していても大きな不便を感じることはないのでは……。ご安心を^^