養生訓(原文)
養生の道,多くいふ事を用ひず。
只(ただ)飲食をすくなくし,病をたすくる物をくらはず、色慾をつゝしみ,精気(せいき)をおしみ,怒哀憂思(どあいゆうし)を過(すご)さず。
心を平(たいら)にして気を和らげ、言をすくなくして無用の事をはぶき、風寒暑湿の外邪をふせぎ、又、時々身をうごかし、歩行し、時ならずしてねぶり臥(ふ)す事なく、食気(しょくき)をめぐらすべし。
是養生の要なり。
意訳
養生の術は簡単です。食生活を改善し、欲張らず過度のストレスになる原因を排除し適度な運動をすれば良いのです。
気づき
世の中で一番難しいことは、一番簡単な事を続ける事だと聞いたことがあります。
「継続は力なり」かも知れませんね。