簡単に言えばカタルシス効果とは、悲しみや苦しみを表現することで浄化されるという効果を指します。カウンセリングによって心がスッキリするのもカタルシス効果で、自分の状況や感情を言葉で表現することでその効果が得られます。ですが、カウンセリングをしてきた中で思うのは、ただ単に自分の過去のトラウマや辛い状況を淡々と語るだけではこの効果は得難いようです。なぜならそれは感情の伴わないただの状況説明であったり、まるで第三者の視点から語られるようなもので、語りつつも未だ自分の心や感情を押し殺している状態だからです。自分の心や感情を抑圧から解放し心が促すままに話すことができたとき、自分の押し殺した当時の感情を感じることで解放したとき、自分でも気が付かなかった自分の本音に気がついたり心がスッキリしたりという効果を感じることができます。
初めてのカウンセリングで大きな効果を感じる方もおられますが、いくら相手がカウンセラーでも初めて話す時にすぐに心から信頼して心が促すままに話ができる、というのは稀だと思います。何度かお話させていただきながら、徐々に信頼関係を築いていき、それによりさらに大きな効果を感じていただけるようになります。
自分のことを話すのに慣れていなかったり、口下手だったり、うまく説明ができないかも・・・・と不安に感じる方もおられますが、聞く必要のあることや大事なことは質問させていただいていますし、無理に言いたくないことを聞き出そうとすることもありませんのでご安心ください。何を話したらいいのかわからないけれど、「話したい」という気持ちがある、という方もおられます。そういう時は、まずただ質問に答えていただいて客観的な状態をお聞きし、何が心に引っかかっているのか、どこに問題が隠れているのかを探していきます。
カタルシス効果を得たいがために、まだご自身で受け止める準備ができていないのに心を掘り起こそうとするのは全くの逆効果です。心は自分のことをよく知っていますから、過去の押し殺した感情を受け止められるようになった時、自然に動き始めます。「話したい」そう思った時、話すのが一番です。誰かに受け止めてほしいと感じる時はいつでもご連絡ください。
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