小学生の頃に自宅でクリスマスパーティーを開いて、
時間を伝えていなくて友達二人をハブった酷い私。
そりゃもう友達からも親からも鬼のように怒られた。
そんなに裕福な家庭ではないが心は裕福でありたかった。
パーティーはあっという間に終わり、
終わった後は後片付けをしなければいけない。
その後片付けが何とも物悲しい作業だった。
前日まで作りに作った折り紙の飾り付けを捨てるのがもったいなかったし、
クリスマスツリーを段ボールにしまうのは毎年のことでも慣れなかった。
年一回しか出番がないツリーはもっと飾っておきたかった。
「今年もクリスマス終わっちゃったな」
としばらくクリスマスロスに浸る。
冬休みの宿題はまだ時間があるから後でやろう。
やる気になるまで待とう。
そんなことをしていると大晦日、あっという間に正月。
「宿題終わった?」
と母に何度も聞かれても答えは「まだ」だ。
正月、お餅や大晦日の寿司の残りを食べながらテレビを見る。
毎日ダラダラした生活が続く。
気づくと出校日だ。
日記?自由研究?ワーク?
どれも全然進んでない。
毎日本気を出せばとっくの昔に終わっているだろうが、
本気を出さないのが私だ。
『驚きの白さ』とはよく言ったものだ。
出校日や始業式前日の夜は長い。
夜中まで母に怒られながら宿題をしたものだ。
そんな私は思うのだ。
「パーティー終わらないで!」
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