養生訓(原文)
衰病虚弱(すいびょうきょじゃく)の人は、つねに魚鳥(ぎょちょう) の肉を味よくして、少づゝ食ふべし。参(さん) ぎの補(おぎない)にまされり。性(せい)よき生魚(せいぎょ)を烹炙(ほうしゃ)よくすべし。塩つけて一両日(いちりょうじつ)過(すぎ)たる、尤(もっとも)よし。久しければ味よからず。且(かつ) 滞(とどこおり)りやすし。生魚(せいぎょ)の肉、みそにつけたるを、炙(あぶ)り煮(に)て食ふもよし。夏月(かげつ)は久しくたもたず。
意訳
病弱の人が、魚や肉を食べるときは、味付けを良くし、少なめを食べましょう。栄養剤に優ります。出来れば、新鮮なうちが良いでしょう。
気づき
体調が良くない時は、食欲もなくなりがちになりますよね。私の場合、好きなものを少量食べるようにしています。