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この春楽しみにしていること、まずはつい先日日本でもケボンされた
パク・チャヌク監督の「別れる決心」を見に行くこと。
そして パク・チャヌクといえば、私が大学に入学してすぐの学科の開講パーティーのことを思い出します。
韓国はもうすぐ開講（新学期スタート）なので、できれば３月に韓国に行って、
母校のワッキャウフフなキャンパスの雰囲気と後輩たちを遠くから眺めたい。
あと母校の売店のキンパが世界最高に美味しいので（友人たちからは「それはない」と言われております）
キンパを買って食べたい。
それがこの春楽しみなこと（実現するかは不明）です。
唐突に始まるショートエッセイ＜パク・チャヌク君との思い出＞
私が大学に入学したての頃、開講パーティーでパクチャヌク君と同じテーブルになった。
彼は寡黙でイケメンだった。
自己紹介の順番が回ってきて彼が名乗った時、みんなが一斉に「パクチャヌク監督と同じ名前じゃん！」と言った。
当時の私はパクチャヌク監督を知らなかったので、ただ音の響きから「この人イケメンなのに随分おっさん臭い名前してんな」と思った。
自己紹介の中で、パクチャヌク君は高校生の時に数学オリンピックに韓国代表として出場したことがあると言った。
誰かが言った。
「お前なんで政治外交学科入ったんだよ」
そう、我らは数学科ではなく政治外交学科。
そして私はその流れでパクチャヌク君に「なんでこの大学に来たの？頭いいならソウル大行けば良かったじゃん」とマヌケなことを言った。
数学ができる＝頭がいいという単純な発想。数学だけできたってソウル大には入れないし、というかこの大学にだって入れない。色々な意味でバカな発言だった。
パクチャヌク君はその後なぜ数学科じゃなく政外科に入学したかを語っていたと思うが、もう思い出せない。
韓国の大学生はダブルメジャーが基本みたいなところがあるので、もしかしたら数学も専攻すると言ってたかもしれない。
その後、キャンパスで見かけたパクチャヌク君はなんとなくチャラくなってた気がするけど、もしかしたら私がパクチャヌク君に似た別人と勘違いしてた可能性もある。
当時は(今も)とにかく韓国人の見分けがつかなかった。名前もみんな似てるし、顔も髪型も服装も判で押したようにみんな同じだった。
男子学生は2年生から軍隊に行ってしまうので、結局パクチャヌク君(と思しき人物)を見かけたのは一年生の時だけだった。
ただ、パクチャヌク監督が「コウモリ」という映画でカンヌで賞をとった時は、パクチャヌク君のことを真っ先に思い出した。
彼は今どこで何してるのかな。
