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インドが僕を呼んでいる

Makoto ATOZI

昔、東南アジアをバックパッカーの真似ごとみたいにして旅をしたことがありました。
ちょっとだけ長期の旅。

旅の途中で世界一周をしている旅人F君に出会いました。
彼はチェンマイの同じゲストハウスに宿泊していて、美味しい屋台に連れて行ってくれたり、
朝になれば路地裏でマンゴーの皮をナイフで剥いて分けてくれたりしました。

彼は渡航してきた国々のことを話して「インドはヤバイっすよ」となんども言っていました。
仲間たちが病気になったり、捕まったりと、気軽にはなかなか行けない国ですよと話していました。
それで、世界で一番食べ物が美味しいのはタイだと言って、いつも美味しそうにパッタイなどを食べていた。

もしも僕がまた、どこか一カ国、旅してもいいよと人生から言ってもらえる時があれば、
僕はインドのリシュケシュへ渡航してみたい。
ヨーガの聖地。ガンジス川の上流。
ヨーガのビレッジでもあるアシュラムに滞在したい。
そして、写真を撮り、詩集を編めたら幸せだ。

ビートルズ、ドノヴァン、インドに魅せられたミュージシャンは多い。
僕はAmazonのKindle Unitedに加入していて、端末を持っているからかなりの書籍がサブスクリプションで読むことができる。
Amazonのラインンアップの中には多くのインド哲学やヨーガの聖典が含まれています。

ヨーガスートラ、バガヴァッドギータ、ヨーガ・ヴァーシシュタ
6,000年の時を経て、インドに伝わりし文献をこうして、気軽に読むことができてしまう。
なんという時代なのかと思います。

ヨーガでは知性のヨーガが最も優れているという。
無限の叡智がここにはあると、僕は今、確信しています。

平井堅さんの「楽園」を書いた時、僕が描きたかった世界は、僕が作詞家として伝えたい世界は単なるラブソングではないのだと、自分の心の声を聞いていました。
僕は歌で、人生の深さを、世界の深さを表現したい。
したいしたい、ばかり言っている僕は欲望だらけのようだけれど、
快楽、優越、権威などは、求めるものの中には入っていないのです。

自分が食べているだけの糧を稼いで、真理を見てみたい。
そして同じような仲間たちと、同じような芸術を楽しめたなら最高。

インドが僕を呼んでいる・・・気がしています。



詩を紡ぎました。

神聖を見たときのこと

 

ある日 北の国から来た旅人がこのように話した

 

音叉が おなじヘルツに共鳴するように

鳥たちが ささやき 奏でるように

嵐が波を荒波を呼ぶように

 

心が心に共鳴して世界は現れる

 

栄光と快楽を そして優越を

人々は求めている

そして おなじような激しさが 共鳴し合う

 

多くの人々は あまりにも 少ない時間を

わずかな時間を単位として 人生を描いている

 

始まりにある永遠

終わりにある永遠 それを 見ようともしていない

 

だけれど 街人よ 私が神聖を見たときの話をしよう

何もかもに絶望し 動けず 

泣き方さえもわからないようなときに

私は私の心の流れを捨てることで

3つの世界を素直に見ることができた

3つの世界には無数の時と場所と光と闇があった

 

私は世界の中に 人々の中に

動物の中に 植物の中に 太陽の輝きに

揺るぎない永遠を見た

 

私たちは目指す心を それを放射する大きな光を

私たちが望むように描くことで 

ふさわしい反射と至福を得ることができると知った

 

Makoto ATOZI
专栏文章仅为讲师个人观点,不代表 Cafetalk 立场。

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