NHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週見ています。
第5回は、まひろ(のちの紫式部)と藤原道長(ふじわらのみちなが)が、互いに出自(しゅつじ、身分や出身)が分かってから初めて話をする場面が描かれました。
せっかくの逢瀬(おうせ)も、まひろのいつものスマイルは見られません。6年前のまひろの母の死と道長の兄の悪行(あくぎょう)、それが今もまひろに大きな影を落とし、今度は道長にも心に傷を負わせます。
という胸がつまる展開でしたが、私は内心、おおっと浮き足立ちました。
まひろが初めて琵琶(びわ)を弾いていたからです。道長に会う少し前の場面で、想いにふけりながら、琵琶をポロンポロンと奏でていました。
うんうん、雅楽(ががく)の琵琶と撥で雅楽っぽい音を鳴らしてる…と勝手に分析。
そして、本編終了後のミニコーナーでは、雅楽がバッチリ紹介されました♪
最初のうちは楽器などが紹介されましたので、これ、私のレッスンと同じ!と思っていると、ミニコーナーの後半では京都の市比賈神社(いちひめじんじゃ)での雅楽の練習の様子が放送されました。
そうなんです。雅楽は今も演奏され続けているんです。
西洋音楽史では、古い時代に愛好されたジャンルなのに楽譜しか残っていない、ということも多いのですが、日本音楽史の場合、ほとんどが今も続いています。たしかになくなった曲もありますが、その反対に現代に新しく作られた曲もあります。
新しいものができても古いものも残す、というのが日本音楽の特徴と言われています。たとえば、雅楽のあとに能楽や歌舞伎が生まれますが、どれも残っています。
もし雅楽にご興味があったら、ぜひレッスンでお会いしましょう♪
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