雅楽が紹介されました|光る君へ
Feb 4, 2024
NHK大河ドラマ「光る君へ」を毎週見ています。
第5回は、まひろ(のちの紫式部)と藤原道長(ふじわらのみちなが)が、互いに出自(しゅつじ、身分や出身)が分かってから初めて話をする場面が描かれました。
せっかくの逢瀬(おうせ)も、まひろのいつものスマイルは見られません。6年前のまひろの母の死と道長の兄の悪行(あくぎょう)、それが今もまひろに大きな影を落とし、今度は道長にも心に傷を負わせます。
という胸がつまる展開でしたが、私は内心、おおっと浮き足立ちました。
まひろが初めて琵琶(びわ)を弾いていたからです。道長に会う少し前の場面で、想いにふけりながら、琵琶をポロンポロンと奏でていました。
うんうん、雅楽(ががく)の琵琶と撥で雅楽っぽい音を鳴らしてる…と勝手に分析。
そして、本編終了後のミニコーナーでは、雅楽がバッチリ紹介されました♪
最初のうちは楽器などが紹介されましたので、これ、私のレッスンと同じ!と思っていると、ミニコーナーの後半では京都の市比賈神社(いちひめじんじゃ)での雅楽の練習の様子が放送されました。
そうなんです。雅楽は今も演奏され続けているんです。
西洋音楽史では、古い時代に愛好されたジャンルなのに楽譜しか残っていない、ということも多いのですが、日本音楽史の場合、ほとんどが今も続いています。たしかになくなった曲もありますが、その反対に現代に新しく作られた曲もあります。
新しいものができても古いものも残す、というのが日本音楽の特徴と言われています。たとえば、雅楽のあとに能楽や歌舞伎が生まれますが、どれも残っています。
もし雅楽にご興味があったら、ぜひレッスンでお会いしましょう♪
This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.
People who read this post also read ...