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中山美穂さん追悼:悔いのない人生を生きるために

Rie_Takayama

カフェトークの皆さまこんにちは!

早いもので(と、毎年同じことを言っていて心をこめる度合いが増してきていますが)今年も残すところあと2週間弱となりました。

季節も一気に進んできましたが、皆さま、お風邪などひかれていませんか?

私は元気にしております。

先日突然の訃報により、多くの日本人だけでなく海外にも衝撃を与えた中山美穂さんについて、今日は少し書いてみたいと思います。

お若い方にはよくわからない部分もあると思いますが、よかったらお付き合いくださいね♡

・・・といっても、もちろん私は直接の知り合いではないですし、特別『大ファン』というわけではなかったので、単に同世代を生きたひとりの一般人としてのコメントになります。

彼女は年齢では私の一つ上で、私が中学生の時に鮮烈にデビューしてから90年代半ばまで、それはそれは大変に人気のあったアイドルであり、歌手であり、女優でした。

CMや歌番組、ドラマ、雑誌、あらゆる媒体で彼女を見ない日はなかったくらい、時代のトレンドを象徴する人であり、いつも見るのが当たり前の存在でした。

結婚と出産に伴う休止を経たのちには、より成熟したひとりの女性として、アイドルの時とは異なるスタンスを取りながらもしっかり立ち位置を確立していたことや、映画やドラマ、歌での評価も高く得ていたことを思うと、80年代のアイドルとしては稀に見る、長くテレビに出続けた人だったと思います。

また、彼女自身の成熟とともに関わる作品も進化して、より柔軟に多彩に、でも同時に彼女の感性やらしさがアイドル時代よりも見られる仕事だけをしてきたという意味では、近年の活躍はアーティストというのがもっともふさわしいポジションだと改めて思ったりもします。

歌も良い歌が多く、またYoutubeでもたくさん動画がアップされていますね。全盛期の彼女の歌はダンス調のものも多いのですが、めちゃくちゃダンスステップも上手いです。

いなくなってからその凄さを改めて認識している、というのが正直なところなんです。

そして、私と同時代に生きた人たちのほとんどが、もしかしたら同じことを思っているかもしれません。

歌も演技も淡々とこなしているようにも見えて、テレビに出ていた頃は特に強烈な個性とかめちゃくちゃ騒がれるスキャンダルというのは伝わってこなかった印象です。

そのことこそが、彼女の人としてのあり方や品性、仕事に向き合う姿勢を示しているとも思えて、その意味でも「芯が強くて素敵な人だったんだろうな」と思うのです。

恋愛や結婚に関しては、正直に生きたのだと思います。

特に離婚にまつわる親権問題で激しくバッシングされたことや、それでもひとり日本に帰国して頑張る様子は、どこかさみしげで哀しみをたたえた雰囲気を、私は実は最近の彼女の年齢の重ね方と表情の変化から感じ取っていました。

恋に生きて、自分に嘘をつかず、晩年は完全に元アイドルの鎧を脱ぎ捨ててキャパを広げながらお仕事をしていたのでしょう。

「えっ、ミポリンがバラエティ?!」とびっくりして、「プライド脱ぎ捨てて必死なのかな・・・」と正直思ってしまった時もあったのですが・・・・それが彼女の仕事に向き合う真摯な姿勢だったのだと、今になって理解できる感じです。

固定化されたイメージを壊してでも、必要とされるところで誠実な仕事をする。

特別大好きでも、嫌いでもない存在でしたが、今、ひとりの同世代の女性として、とても立派でカッコいい生き方だったんだな、と素直に思うのと同時に、遺してくれたたくさんの勇気づけられる歌やドラマ、映画に感謝の気持ちが湧いてきます。

彼女の作品の中にはまだ見ていないものや、よく知らないものもあったのですが、改めて聴いてみている歌だけでも、とても素敵なものが多いですね。

世界的に有名な画家や音楽家など、亡くなってからその実力が評価されることってよくあると聞きます。人の世なんてそんなものなのかもしれません。

誰にも媚びず、真摯に誠実に仕事をして着実に実力を磨き、そして何よりも自分に対して嘘をつかず生きた中山美穂さん。

本人に聞いてみないとわからないですが、もしかしたらもう、

「やるべきことは全てやり尽くした」

そんなタイミングでの幕引きだったのかもしれません。

彼女の歌の歌詞のように、ひっそりと、でも『良い時間』の余韻だけを遺して逝ってしまった去り方も含めて、なんだか伝説になってしまった感じだな、と思います。

今、彼女の歌を懐かしく聴きながら、

「私も悔いのないように、人からどう思われようと自分を生きよう」

と改めて思い、誓っている自分がいます。

まもなく幕を閉じる2024年、皆さんは悔いのない1年にできましたか?

良い時も悪い時も、自分にだけは嘘をつかず、自分だけは自分を見捨てずにいるという誓いは、毎年忘れないように思い出す必要があります。気づくと忘れているのが人間ですので(汗)。

でも、年々その意味をお腹の底で理解して、軽やかに行動できるようになっている気がしています。

今年もいろいろとありましたが、年始に立てた目標のほとんどが・・・・

達成!! Or 達成まであと少し!!の状態で年末を迎えようとしています。なかなかな自分を褒めてあげたいです^^

こうしてカフェトークさんを通して皆さまと繋がれていることにも、心から感謝しております。

 

この記事を読んでくださっている皆様にとり、来年2025年が素晴らしい1年となりますように。

今年もありがとうございましたm_ _m
專欄文章僅為講師個人觀點,不代表 Cafetalk 立場。

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