前回、伝検を受験したご報告をしましたが、その試験がCBT方式でした。
私はCBT方式が初めてで、なかなかおもしろかったので、体験記を書いてみます。
CBT方式とは、「Computer Based Testing(コンピュータ ベースド テスティング)」の略称で、全国のテストセンターで受験できます。
CBT試験のホームページはこちらです。
https://cbt-s.com/examinee/
✅場所と時間が自由に選べる
テストセンターは全国の主要都市に設置されていて、場所と時間を自由に選べます。
私は千葉県内の某所で受験しましたが、少しでも近くに受験会場があると、受験のハードルが下がり、受験しようという前向きな気持ちがキープできます。
✅受験票なし
CBT方式にもいくつかタイプあるようですが、私が受験した伝検は一番シンプルなタイプだったのかも。受験申し込みは事前に伝検のホームページから済ませましたが、受験票はなし。当日は、身分証だけあればOKでした。筆記用具も不要だったので、身軽で出かけましたよ♪
✅まずは受付
右も左も分からない状態で会場に入りましたが、狭いので迷うことなく入口の受付へ。
本人確認の後、スタッフさんがロッカーへ誘導してくれました。
✅荷物は全部預ける
分かっていたけど戸惑ったのが、これ。荷物はすべてロッカーに預けます。持っていて良いものは…
本人確認に使った身分証1枚だけ!
コートもスマホもすべてロッカーへ。腕まくりをして時計や何かが付いていないか確認があり、ポケットにも何も入っていないことを確認。ここが不正防止の最後の砦(とりで)なのでしょうか。ものすごく厳密でした。
持ち物がなさすぎて不安になり、「災害があったときは誘導してくれますか?」なんて聞いてしまいました。若いスタッフさん、「今まではありませんが…」と困惑させてしまってすみませんでした(汗)
✅いよいよ着席
試験室に持って入ったのは、身分証とロッカーの鍵と、受験方法の説明書が入ったクリアファイルのみ。(説明書と一緒に白紙1枚とペンも付いていました。)心細いとはこのことです。スタッフさんも、私が着席したのを確認すると、すぐに立ち去ってしまいました。
ですが、受験の手順は、試験室に入る前にしっかり説明してくれたので、試験方法に対する不安はあまりなかったです♪
✅まずは試験の種別選択から
試験は、自分でパソコン画面の試験種別選択から始まりました。
ABCの3択で、私が受験する伝検はCタイプでした(これは事前にスタッフさんに教えてもらいました)。きっと回答方法が一番簡単なのだと思います。伝検は、すべて4択問題で、ポチっと押して選ぶだけで、記述やリスニングはありません。
✅はじめに練習
次の画面では、本試験の前に操作の練習ができました。
操作のチュートリアルに従ってポチポチ押していくと、本試験の回答方法も体験できるというものです。はじめ、妙に反応のよいマウスの操作に不安を感じましたが、この練習ができたおかげでだいぶ緊張がやわらぎました。
✅いざ、本試験
練習が終わると、本試験に進みます。
始まると、いきなり第1問が画面に現れました。
伝検3級は、60分で80問。すべて4択形式です。
1ページに1問ずつ表示されていて、回答を選んでポチっとして、「次へ」をポチると次の問題が現れます。「戻る」を押せば前の問題に戻れますし、不安な問題は「後で見直す」(「後で見る」だったかも)を押しておけば、後で簡単に戻れます。
✅開始と終了は自分次第
開始時間は申込み時に決まっています。でも、厳密ではないようで、座ったら自由に始めることができました。ですので、私は3分前に始めました。
画面には残り時間が表示されるので、その時計とにらめっこしながら回答を進めました。
✅見直しもできる!
問題は順番に進んでいきますが、戻ったり回答状況の一覧を表示させたりすることもできました。私は最後まで回答してから最初に戻り、もう一度すべて確認しました。
自信がなくて何問できたか不安だったので、確認しながら不安な問題番号を書きだして数を数えたりしました。これ全部間違えてたらアウトだな~とかもしこれが合ってたら合格できるかも~とか、もう考えても仕方ないのですが、結果を見る前の心構えとしてやってみました。
60分の制限時間を待っても良かったですが、分からない問題は考えても分からないので、確認が終わった時点で「終了」を押しました。
✅結果は即時!
終了のボタンを押して画面が変わったら、そこに結果が表示されていました。早すぎて頭がついていきませんでしたが…
もう一つボタンを押すと、正解数などの詳細が表示され、「印刷」ボタンを押して、本当に終了となりました。
✅すぐに退室
終わったらすることは何もないので、すぐに退室です。受付で印刷した結果の用紙を受け取り、ロッカーの荷物を取り出して、さようなら。
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いかがでしたでしょうか。
試験自体は自信がなかったこともあって緊張しましたが、受験前後の手続きは、まるでコンビニに行くような気軽さでした。
あとは、CBTだからこそできるのだと思いますが、すべての問題に鮮明な写真が付いていました。伝検ならではの伝統工芸や伝統文化のさまざまな美しい写真が、問いの内容をイメージするのを助けてくれて、楽しく受験できました。
普通の検定試験は、会場に行くのにも時間がかかり、待ち時間がたくさんあるものですが、CBTでは待ち時間はほぼゼロ。教室を探す手間も建物内の移動もほとんどなく、シンプルそのものです。
これならまた受けてもいいな~と思いました。CBT試験のホームページで他の検定試験を探したりして。そんな簡単に受かる試験はありませんけどね…
ただし、もしかしてパソコン操作に不慣れな方は、操作に気を取られて実力が発揮しにくいかも、とは思いました。日常でパソコンに慣れている人であれば、大丈夫だと思います。
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