こんにちは。
カフェトークを始めて3ヶ月が経ちました。
初めてコラムを書いてみます^_^
色々迷ったのですが、私が生徒さんたちと関わる上で大切にしていることをテーマに綴ってみます。
私が大切にしていることは、「一人一人の個性」です。
その子、その人の「良いところ」「得意なところ」「音楽に対する考えや思い」を大切にしたい、そして、それを忘れないようにしなくてはいけないと思っています。
教える立場の人間は、時に自分の考えを押し付けがちになってしまうと思うからです。
その時は、「その子のため」「これが良い方法」「自分がそう教わったから」と純粋に思っているのです。
でも、全てにおいて、"そうとは限らない"ということを常に心に留めておかなければなりません。
私は運が良いことに、素晴らしい恩師の方々にしか、巡り逢っていません。
もちろん、どの方も優しいだけではなく、時には厳しく、私自身が多感な頃は、言われたことに納得がいかないこともありました。しかし、全ての恩師から沢山の学びがあり、あの時先生が言ったことはこういうことだったのかと気づくことも沢山あります。それは今でもです。感謝しかありません。
さて、突然ですが、ここ2、3年でいくつかの素晴らしいクラシックコンサートへ行ってきました。
コロナで様々なことが制限されていた中、2022年頃から海外から演奏家が多く来日し始め、コンサートも沢山開かれるようになった印象を受けました。
私がここ数年で行ったコンサートは、
(*敬称略)
アンヌ・ケフェリック
マルタ・アルゲリッチ
マルティン・ガルシアガルシア
五嶋みどり(ヴァイオリン)
イーヴォ・ポゴレリッチ
ジャン=エフラム・バヴゼ
藤田真央
山田和樹(指揮者)
亀井聖矢
原田慶太桜(指揮者)
チョ・ソンジン
小林愛実
エヴァ・ゲヴォルギヤン
牛田智大
ランラン
バーミンガム市交響楽団
東京交響楽団
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
水戸室内管弦楽団
‥です。
(コンチェルトの時は、出演者が重なっているので、全て一つずつの公演ではありません。)
一つ一つ、全て、その時の音色や感動が思い出されます。
指揮者なしでオケを引っ張ったアルゲリッチ。
全ての曲が終わるまで拍手はしないで下さいと前告知があったケフェリック。それは、フランスの庭園を皆さんと散歩しているかのような演奏会にしたいからという、ご本人の素敵な想い。
無料の自叙伝を配布した五嶋みどりさん。
開演前に「Please enjoy !」と自らアナウンスしたポゴレリッチ。
指揮の最中に指揮棒を振らずに踊り始めた原田さん笑
初演で緊張していると指揮者の山田さんに暴露されちゃった藤田真央くん。
(山田さんはいつも開演前にミニ漫談みたいなことをしてくれます笑)
型にハマらない演奏で聴衆を惹き込んだランラン。
涙が止まらなかった圧倒的感動のチョ・ソンジンの演奏。
小規模のオケなのに、アルゲリッチとの共演で圧巻な演奏だった水戸室内楽管弦楽団。
他にも沢山あります。
一つ一つの演奏会や一人一人の演奏者の色や個性は良い相乗効果をもたらすと、それはそれは素晴らしい空間になり、人々に感動を与えます。
そして、それは逆にもなり得ます。それは、私たち聴衆のマナーだったり、一見演奏とは関係のない些細なことが大きく影響することもあると思います。
人と人との出会いは、いつでも貴重な瞬間だと思います。
良く影響し合うことも、その逆も。
私は「一人一人の生徒さんたち」との「一つ一つのレッスン」を大切にしていきたいと思っています。
どうぞ宜しくお願い致します⭐︎
おわり。笑。
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