むかーし、出張先のオフィスでPCの棚卸しチェックをしていたとき、「マックありますか?」と訊いたら、「モスならありますよ」と言われ、「???」。
WindowsでもMacでもない新種のOSがあるのかと思ってしばし固まったのち、もしや、ハンバーガーショップの話?・・・と気づき2人で大笑いしました。
残業タイムに入っていたので、おなかが空いたのかな?と思ってくださったそうで^_^
さて、タイトルの『MOS』はハンバーガーショップのスキルチェックではなく、Microsoft Office Specialistの略です。
MicrosoftのOffice製品(Excel、Word、PowerPoint、Access、Outlook)を使えることを証明してくれる資格です。
昨年くらいかな、通信教育のCMでSnowman の阿部亮平さんがExcel一般を取得されてましたね。
よくMOSについて質問を受けるので、私の受験体験をちょっとお話しします。(あ、ちょっとでなくて長いかも(^_^;)
実際のところ、「試験に合格する」のを目的にするのであれば、模擬試験問題だけ繰り返しやれば、使いこなせてなくても合格点が取れてしまう試験だと思います。
たまに、「以前、MOSを受験して合格したけれどまったく業務に活かせないんです」っておっしゃる方がいらっしゃいます。それはたぶん、試験の受験スキルをうまく身に付けてしまったのかなと思います。
50分という時間制限やら、試験会場のPCがいつも使っているものと違うことや、試験のバージョンが仕事で使用しているアプリケーションのバージョンと異なっていたり、思うように反応してくれなかったり、いろいろなことが起こるので、受験のコツは掴んでしまった方がいい気がします。
MOSのように選択肢から回答を選ぶような問題ではなくて実際にPC操作をする試験においては、とりあえず合格を狙うなら満点を狙うよりも、ある程度、諦めが必要な気もするんです。
MOSの全科目のコンプリートをしたくて、AccessのMOS試験も受験したのですが、実は私、Accessは全く使ったことがなく、アプリケーションを開いたこともありませんでした。
試験の申し込みをしたのは試験日の2か月前。たまたま試験情報を検索していて、最寄り駅近くのパソコン教室で受験しやすい時間帯を見つけたので、まだテキストも買っていなかったのですが試験の申し込みをしてしまったんです。
まあ、データベースだから見た目がExcelっぽいし、同じMicrosoftだからExcelが使えればわかると思ってたんですけど、関数も式の入れ方もまったく違って大焦り。
もともと、MOS2019(Accessは2019までしか実施がないので)の試験のコンプリート(Excel、Word、PowerPoint、Outlookの一般レベルと、Excel、Word、Accessのエキスパートレベル)に挑戦してみたかっただけなので、最初はAccessの試験対策だけしようかなと思っていたのですが、一応、訊かれたら教えられるように勉強しておこうかなと、「基礎」「応用」「MOS対策」のテキスト3冊を読んで受験。
読み終わるのがギリギリで、対策テキストの模擬試験は前日に1回やっただけでした。
試験会場では、指定された席のPCでAccessの試験プログラムが表示されないアクシデントに見舞われ、急遽、別PCに移らされ、1問目はなぜか、ウィンドウが上半分しか見えない状態だったんですけど、下手に触って(余計なところを触るときちんと判定されないことがある)さらに状況が悪くなるのもいやなので、チマチマとスクロールしながら2行くらいしか見えないウィンドウから問題を解いた(涙)んですけど、2問目からは表示が正しく戻ったのですが、そこで初めて模擬問題をやっていた家のPCは365で受験バージョンの2019とは、閉じるボタンの位置とか、画面表示が違うことに気が付き頭の中が一瞬真っ白に・・・。
とか、そんな状況でしたが、1000点満点で972点取れたので、合格ライン行けたかな~と思ったら、無理に戻って見直して、不安な問題を解きなおして、保存状態に影響を与えるリスクと闘いながら満点を狙わなくてもよいかなと思います。
(Excelは、戻っても、最後に見直し画面で修正しても大丈夫です)
ちなみに、Excel(エキスパート)とWord(一般)と(エキスパート)は満点で合格しているのですが、Excel(一般)が957で、PowerPoint(一般)が976、Outlook(一般)が887だったんです。
一般レベルの試験よりエキスパート試験のほうが点数がいいというのも、何なんでしょうねぇ。(つまりそういう試験です^^;)
Outlookは試験対策用のテキストが発売されていないのと、ヘタに戻ると前の問題がやってないことになりそうな感じ。
PowerPointやWordもちょっと「元に戻る」ボタンを使うのがこわい感じの試験でした。
だから、時間が余ったけれど、飛ばしてる問題がないか以外は見直ししませんでした。(IT系のレッスンしてるわりに、基本的にシステムを信頼してないので(^^;;)
その点、Excelはとても受験しやすいです。
PCでクイズを解く感覚で、ゲームみたいに気軽に挑戦してみるのもありかなと思います。
市販のテキストの模擬試験問題をやるだけでも、どういう時にどういう関数を使えばいいのかとか、どんな機能を使えばいいのかが、早く判断できるようになると思います。
私がカフェトークで提供させていただいているレッスンは、Excel一般についてはそのままMOS2019の一般レベルに対応しています。(MOS365で受験する場合はスピルを使う新しい関数が少し増えています)
MOSの試験対策のテキストは、日経BP社とFOM出版から出ています。
私のブラッシュアップレッスンのセットは、日経BP社のテキストまるごと1冊に相当する内容に日々のお仕事などで使えそうな小技や情報を追加しているので、レッスンを受講くださった方は、もし購入されるのであれば、FOM出版の対策本だけ買えば十分です。
FOM出版の対策本には模擬試験問題が付いていて、ほぼ試験と同じ環境の画面で時間制限を確認しながら挑戦することができます。(これが8割とれるようになっていればたぶん合格できます)
私はExcelの一般レベルをこの本の模擬試験で最初にやったときは、60点も行かなかったので、かなり焦りましたが、本番のほうがFOM社の模擬試験よりずっと簡単なので、大丈夫です。
MOSの試験の合格ラインは、あまりはっきり公表されていませんが、受験したすべての科目で結果表には、合格点が700点と記載されていたので、2019バージョンでは、7割が合格ラインだと思っていいと思います。
Excelのエキスパートレベル(準備中)に関しては、私のレッスンではMOS2019の試験範囲から財務関数を抜いていますので、「財務関数」と「ウォーターフォールなどのなじみの少ないグラフ」の部分を追加で勉強していただけば大丈夫です。(FOM社のテキストで補えます)
こちらもMOS365で受験する場合は新しい関数が少し増えています。
WordとPowerPointのレッスンも、ほぼMOS2019の試験範囲に対応する形で準備中です。
受験会場は、集合会場で全国一斉実施が月に1~2回あるのですが、近所のPC教室とかでほぼ毎日受験が可能だったりするので、そちらのほうがスケジュールも調整しやすいですし、個人的にはお勧めです。
あと、今の季節は寒いのと緊張するのとで、特に女性は手が冷たくなってしまったり、足回りが寒くなってしまったりするので、防寒対策していくと試験に集中できると思います。(夏もPCやモニターが熱を持つからだと思うのですが、クーラーがかなり効いてる会場が多いです)
私のレッスンではカリキュラムの範囲や練習問題の表記や操作方法などをMOSにも対応させてますが、MOSのための・・・というよりは、いつも使っているExcelや WordやPowerPointの機能を体系的に確認しながらブラッシュアップできる内容にしています。
魔法のようにOfficeが働いてくれるので、Excelや Wordを使うのが楽しくなりますよ♪
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