English
日本語
한국어
简体中文
繁體中文
Italiano
español
Deutsch
Русский
やる気がなくても、僕には「内申点」という貯金があった。
学年委員長を３年間やらされたのも、
今になって思えばそのためだったのかもしれない。
結局、その内申点と自己ベストの入試成績のおかげで、
先生にも無理だと言われていた進学校に合格してしまった。
高校生活は新しい刺激で満ちていた。
天才、秀才、オタク、ゲーマー――
これまで出会ったことのない種類の人たちがいて、
彼らと話し、笑い、そして友達になっていくのが楽しかった。
気づけば中学校の友達との関係は自然と薄れ、
彼女のこともいつしか思い出さなくなっていた。
時間が流れるにつれて、
かつて心の中で輝いていた思い出は、
Comments (0)