カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「心のシャッター」のお話です。
心のシャッターについて、みなさんどんな印象を持たれていますか?
私の場合、雑談などで人の性格に触れて「この人とは合わないなぁ」と思うと、
シャッとシャッターが閉まって、話す気にならなかったり、
無理に距離を縮めようとしないタイプの方がいると思うんです。
私の周りにもそういう方が何人かいて、私自身もそういったことが起きているかな、なんて思うことがあります。
自分で開け閉めをしているというよりは、自動的にシャッと閉じたり、上がったりしますね。
今日この「心のシャッター」について話そうと思ったのは、
先日、自分でも気づかないうちにシャッターが閉じているなと感じる出来事があって、
そして今も閉じているなと感じているからです。
お仕事で関わっている方とのやりとりで、その方が本音を話してくれた瞬間がありました。
本音を言ってもらえたことはとても嬉しかったんですが、
それ以上に、もっと早くその本音を話せるような状態にしてあげたかったという思いが強く残りました。
もっと早く引き出してあげたかったな、という気持ちが後悔や申し訳なさとなって、
今も私の胸の中に残っています。
胸が重いな、という感覚があって、
これは私のシャッターが降りているな、と感じたんです。
シャッターが降りていると、これを開けないといつもの感覚に戻らない。
今はちょっと何を言われても、周りの方から何を言われても、
この出来事に対する申し訳なさはすぐには消えないかな…なんて思っています。
こういった状態のとき、「どうしたらいいですか?」というご質問をいただくこともあります。
自分のシャッターが閉じていると感じたり、前向きになれなかったり、
過去の出来事についてずっと考えてしまうとき。
そういう時、どうしたらいいか。
それは難しいことではなくて、まずその状態に気づくことです。
私の場合は、
「シャッターが降りてるな」
「周りからいろいろなことを言われても、多分今は受け入れられないだろうな」
そんな状態にあることを、否定せずに「そうだね」と受け止める。
「ダメだな」って思わないこと。
それがまず大事だと思っています。
そして次に、**「なぜこういう状態になっているのか」**を静かに探ってみる。
私の場合は、先日の出来事でそう感じている。
あのときああ言われて、自分はこう思ったからこうなっているんだな。
そうやって気づきを深めていくことができます。
そして第3のステップは、それを自分の中に留めず、少しだけ外に出してみること。
ちょっとオープンにしてみる。
そうすると、気持ちが少し軽くなったり、シャッターが開くきっかけになるかもしれません。
実は今日、こうやって私もお話ししています。
「こういうことがあったんだ」
「私はこう感じていたんだ」
声に出すと、声って前に向かって響いていきますよね。
自然と、自分の目線も前向きになって、気持ちも少し前を向いていく。
私はこうして音声を録音しているとき、そう感じることが何度もあります。
声に出すのが難しいときは、書き出すのでもいいと思います。
そしてこの「声に出す」というのは、必ずしも誰かに向けて話す必要はありません。
自分ひとりの空間で、独り言として声にしてみる。
それだけでも十分に効果があると思います。
心を開くって、何か特別なことをするというよりも、
**「自分に正直になる」**というところから、少しずつ始まっていくのかなと思います。
こんなふうに、自分の内側と向き合う時間って大事だなと感じています。
誰かの参考になったり、「あ、自分もそうかも」と思ってもらえたら嬉しいです。
もし似たような経験がある方がいたら、
「私だけじゃないんだな」と思ってもらえたらいいなと思います。
今日は「心のシャッター」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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