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「スタイル」と “style” のちがい

Candice Nina

「スタイルがいいですね」

初対面の人に、こんな褒め言葉を英語で伝えようとして、“You have good style.” と言ったことはありませんか?実は、言いたいことが伝わっていない可能性が高いです。


日本語で「スタイルがいい」と言うと、多くの場合は以下のようなニュアンスです:

・背が高くてスラっとしている

・足が長い

・姿勢がきれい

・全体的な体のバランスが整っている

つまり、「見た目の印象が整っていて魅力的」という意味合いですね。


一方、英語の style はもっと抽象的です。基本的にはデザインや表現方法、センスを表す言葉。

・“I like your style.”(=服の組み合わせやセンスがいいね)

・“She has a unique style.”(=彼女には独特の表現方法・雰囲気がある)

体型や姿勢には触れていないのです。


では、「スタイルがいい」と伝えたいときは、英語でどう言えばいいのでしょうか?


✅ 体型について褒めたいとき:


・“You have a great figure.”

 (特に女性に対して丁寧に言いたいとき)

・“You look amazing.”

 (体型+服装+雰囲気のすべてをざっくり褒められる)

・“You’re so fit.”

 (引き締まった体つき=健康的で運動してそうな印象)


【注意点】英語圏では、たとえ褒めているつもりでも、体型に直接触れる表現は避けるのが一般的です。特に初対面や親しくない相手に「You have a great figure」と言うと、距離感を間違えた印象を与えることがあります。「外見を直接評価すること自体が失礼にあたる」という文化的背景があるため、安心して使えるのは次のような言い方です。


✅ ファッションセンスについて褒めたいとき:

・“I love your outfit.”

 (今日の服、素敵!)

・“You look great today.”

 (全体の印象がいい)

・“You have great style.”

 (センスがいいね)


このように、「何を身につけているか」「どう見えるか」には言及しても、身体そのものには触れないのがコツです。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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