カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「あの頃と今」のお話です。
私たち、毎朝息子を小学校までスクーターで送っています。
最近は、私が朝に対面のお仕事を詰めていないので、夫婦で一緒に息子を送る日も増えました。
家を出る時間はだいたい6時半前で、起きるのはまだ日の出前。
朝はバタバタと3人で準備をして、今日もいつものように送り出しました。
普段ならそのまま帰宅するのですが、今日はなぜか旦那さんが逆方向に運転を始めました。
気晴らしに走りたいのかなと思い、私はそのまま後ろに乗って一緒に過ごしていました。
走った先は、ちょうど息子が歩き出す前に通っていた保育園の前。
そこは今住んでいる場所からはかなり遠く、スクーターで1時間ほどかかります。
それでも当時は、歩き出す前から預けられる場所がほとんどなかったバリ島で、
たまたま日本人の方が経営されている新しくできた保育園を見つけ、すぐに預けることに決めました。
距離もあり、物価にしては高めの保育園でしたが、食事はオーガニックで、
布おむつで過ごさせてくれるなど、こだわりのある環境でした。
無事に仕事復帰できたのも、その保育園があったからこそです。
久しぶりにその場所を通ったとき、少し雰囲気は変わっていたものの、当時の記憶が一気によみがえりました。
特に覚えているのは、大雨の中、息子を迎えに行った日。
スクーターで大雨の中を走るのは本当に大変で、レインコートを着ていてもずぶ濡れになってしまいます。
ヘルメットをかぶっていても視界が悪く、運転はかなり危険。
それでも、抱っこ紐で息子を抱いて、レインジャケットを一緒に羽織りながら迎えに行っていました。
あまりに厳しい天候の日には、さすがに限界を感じ、当時まだ車を持っていなかった私たちは、
友人から車を借りて迎えに行ったこともありました。
その頃、私は保育園と同じ方向にある会社でフルタイム勤務をしていたため、朝の送りは私、
夕方の迎えは仕事を終えた旦那さんが担当してくれていました。
本当に夫婦で協力し合いながら、子育てと仕事をこなしていたなと、今振り返ると思います。
その保育園の前を通ったとき、当時の自分の生活も思い出しました。
私はバリ島でフルタイム勤務をしながら、妊娠・出産を経てお休みしていたサーフィンも再開したいと考えていました。
少しわがままだったかなとも思うのですが、一人の時間をもらって海に行くようになり、
子育てをしながらも、自分のやりたいことを優先していた部分もありました。
4年間勤めた会社を辞め、在宅で英語講師やオンラインの仕事に切り替えたのが、ちょうどコロナ前のタイミング。
オンライン仕事は自然と業務量が増えていき、やりがいもあり、サーフィンも楽しみながら、
自分のペースで働ける環境ができていきました。
今振り返ると、もちろん家族との時間もたくさんありましたが、
「家族を最優先にしてきたか」と問われると、そうではなかったなと感じています。
あのとき、もう少し家族を優先できた場面もあったのかもしれない。
それを選ばなかったことを、今少しだけ反省しています。
だからこそ、今こうして3人でスクーターに乗って一緒に過ごせる時間が、とてもありがたく感じます。
息子も10歳になり、休日は家でパソコンを開いて、スマホで友達とつないでゲームをするのが楽しみな年頃。
家族で出かけるより、そうした時間を選ぶようになってきました。
今では、こうした朝のひとときが、とても貴重な時間に思えます。
過去に通った場所に行くことで、当時の思い出が自然とよみがえり、
それがたとえ苦しかった記憶でも、今の自分なら受け入れられる気がします。
その当時はなかなか受け入れがたかった出来事も、今振り返ると「もう過去なんだな」と思える。
そして「こうしておけばよかった」と思っていたことが、今できているなら、
「今できてるからそれでいい」と思えて、自分にも優しくなれます。
今日は「あの頃と今」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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